ついにDISC1の楽曲解説もラストとなりました。

次回からはDISC2に突入します。



そういえば昨日舞子からメールが来て、今回の楽曲解説を初めて読んだらしく。「SKYのとこで泣いちゃった(´-`)」ってメールが来ました。



自分の事なんですけどね(笑)

むしろ今まで読んでくれてなかった事がビックリでした\(^o^)/










MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z


MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z

[DISC1]
01. My Everything
02. Daydream
03. KISS ~恋におちて...冬~
04. I WISH
05. I LOVE YOUが言えなくて
06. ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~
07 永遠
08. 星の数だけ抱きしめて
09. 遠くへ ~Spread Your Wings~
10. SUPER SONG
11. 君に届け...
12. WONDERLAND
13. BONDS
14. 今宵、月の下で feat. 上妻宏光
15. SKY
16. Smiling
17. ダイヤモンド

[DISC2] ※初回盤のみ
01. Sha la la...
02. REAL
03. Roots Of Mine
04. Appreclation
05. Teddy's Story
06. LOVE SONG ~今なら言えるよ~
07. 梢
08. さよなら、ありがとう。
09. MaMa(2009)
10. 線香花火
11. あなたが好きです。
12. JULY (Album Version)
13. LOVE (New Version)
14. せつなさをとめて
15. True Love Story
16. I Remember You
17. 日曜日の歌










Self Liner Notes >>> Vol.6
Smiling
2012.06.13.

---MAY'Sとクルーのテーマソング

"MAY'Sのテーマソング"と言ってもいいんじゃないでしょうか。ファンクラブの名前でもあり、僕らのキャッチコピーでもある言葉...『Smiling』という大事なワードをタイトルにしてしまった楽曲です。そんなタイトルをつけちゃったもんだから、なかなか発表するタイミングがわからなくなっちゃって...って話は後ほどじっくりしましょう。そうそう、ライブでも盛り上がる1曲ですね。「あ~はっは~♪♪」の大合唱は、見ていて最高に気持ちいいです。

同じタイトルのアルバム『Smiling』に収録された楽曲なので、このアルバムのために書き下ろしたと思っている方も多いんじゃないでしょうか。がしかし、実は3年ぐらい前には出来ていたのです。当時、個人的にカントリーミュージックにハマっていて、そういうテイストの楽曲が作りたいな~っと制作したトラックでした。「新しいテイストの曲を作ったよ。」っとすぐに舞子にも聴かせたところ、舞子も思いつくままに歌詞を書いてきました。『SKY』が"アーティスト片桐舞子"だとしたら、『Smiling』は"すっぴんの片桐舞子"といった感じかもしれません。アラサー女子の毎日を歌ってるだけの、非常にナチュラルな歌詞。笑って楽しく過ごせればいいやっていう、一個人としての理想。そこから『Smiling』という言葉に繋がっていき、「じゃあこれはファンクラブのテーマソングだね」って。という事は"MAY'Sのテーマソング"でもあるという事で。そう思ったら、簡単にリリース出来なくなり(笑)リリースするまでの2年間を眠って過ごす事になったのでした。『Smiling』というアルバムに救われた楽曲という事になりますね。

そういえば、アルバム名と曲名が同タイトルの楽曲は初ですね(インタールードとしては存在しますが)。なので、メンバー同士やスタッフと会話している時にややこしくなる事も。「どっちのこと言ってるの?アルバムのほう?曲のほう?」みたいな(笑)

PVもホームパーティーのような楽しい雰囲気に仕上がっていますね。この日のためにギターを練習した舞子。テイラー・スウィフトばりにかっこよく演奏しています...っと言いたいところですが、ギター演奏に夢中になり過ぎてしまい。表情にまで気がいってないのがわかります。"スマイル"がテーマなのに、あんまり笑えていない(笑)。「弾いてる風は嫌だ!」っと、忠実にコードを演奏してしまったのが仇となってしまいましたね。そうそう、『SKY』のPVと『Smiling』のPVが繋がっているのは気付きましたか?ストーリー的にというより、遊び心ってやつです。ちなみに本当に同じ日に2曲撮影しているんですよ。午前中の朝日が眩しい時間帯に『SKY』を撮影し、夕方から夜にかけて『Smiling』を撮影しました。言うまでもなく、かなりの強行スケジュールでした(笑)





ダイヤモンド 
2013.02.13.

---ハッピー職人としての意地 

ベストアルバム唯一の新曲ですね。昨年からライブでは歌っていましたが、CD化は初となります。映画『今日、恋をはじめます』のテーマソングとして書き下ろした、現時点での最新曲となります。MAY'Sらしいハッピーなラブソング。新たなウェディングソングとしてもすでに使われていて、"ハッピー職人"としては嬉しい限りです。

そういえば"書き下ろし"という言葉を、今回の楽曲解説でもたくさん使ってきましたね。当たり前のように使ってきましたが、その意味って伝わっていますかね?簡単に説明すると「映画やドラマやCMなど、その作品や商品のために作った楽曲」という事です。よりイメージにピッタリ合った作品に仕上がるというメリットがあるので、こだわり派の制作者ほど、アーティストには書き下ろしを要求してきます。僕らもたくさんの書き下ろし楽曲を作ってきました。しかし、ほとんどの場合が"脚本のみ"を渡されて、そこからイメージを膨らませて...という流れなのです。そう、つまり"映像がない"状態で制作をするのです。クランクインする前だったり、編集が終わってなかったりなど、その理由は様々ですが。たいていの場合、"想像"で書き下ろすしかないのです。

しかし『今日、恋をはじめます』は違いました。すでに映画が撮り終わっていて、編集もほぼ終わっている状態からオファーを受けたのです。しかも「ここからここまで流れます。このシーンにぴったりな曲を作ってください。」という、何とも珍しいオファーでした。でも脚本から"想像"をして制作するのはけっこうしんどいので、僕ら的には非常にやりやすい作業でした。なんていうんでしょう、"先に映像があるPV"のような感じでした。おかげで映画の中でも1番ドンピシャな曲になったんじゃないかと我ながら思っています。尺やカット割りまで計算して作っているので、1番盛り上がるシーンでサビがくるように制作しました。

そうそう、映画の音楽プロデューサーである溝口大悟さんからも、具体的なオーダーがたくさんありました。最初に言われたのが「『I WISH』のイメージがピッタリ」だという事。また映画の中でも最もロマンティックで多幸感があるシーンという事で「ハッピー職人のMAY'Sさんしかいない」という事も言われました。"ハッピー職人"という言葉は嬉しかったですね。僕らも全力でそのオーダーに答えたかったので、最高にキラキラなラブソングを作りました。職人の意地ってやつです。

PVは"ワンカット"という技法で撮影しています。最初から最後まで1台のカメラで、1回も止めずに撮影しているのです。厳密に言うと、ラストサビに入る前の衣装が変わるところで1回止めていますが(笑)ちょうどそこから僕も登場するんですが、もはや笑いなしでは観れません。自分で言うのもなんですが、僕にしか目がいかないのです。皆さんはどうでしたか?ちなみに友人の一人は、僕が登場してから涙を流して笑っていました。「直視できん!」って言いながら。ただゆらゆら揺れてるだけなんですけどね。





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