楽曲解説も、やっと1/4が終わりました。

ま、まだ1/4か(笑)

頑張るぞー。



でもみんなのコメントが本当に面白くて!

僕にとっても、みんなの事が知れるいい機会になっています。



さあ、段々と最近の曲になってきましたね。

今日の楽曲解説はこちらの曲達です。










MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z


MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z

[DISC1]
01. My Everything
02. Daydream
03. KISS ~恋におちて...冬~
04. I WISH
05. I LOVE YOUが言えなくて
06. ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~
07 永遠
08. 星の数だけ抱きしめて
09. 遠くへ ~Spread Your Wings~
10. SUPER SONG
11. 君に届け...
12. WONDERLAND
13. BONDS
14. 今宵、月の下で feat. 上妻宏光
15. SKY
16. Smiling
17. ダイヤモンド

[DISC2] ※初回盤のみ
01. Sha la la...
02. REAL
03. Roots Of Mine
04. Appreclation
05. Teddy's Story
06. LOVE SONG ~今なら言えるよ~
07. 梢
08. さよなら、ありがとう。
09. MaMa(2009)
10. 線香花火
11. あなたが好きです。
12. JULY (Album Version)
13. LOVE (New Version)
14. せつなさをとめて
15. True Love Story
16. I Remember You
17. 日曜日の歌










Self Liner Notes >>> Vol.4
SUPER SONG
2010.10.01.

---ライブで定番のパーティーチューン

"会場限定シングル"として発売されたパーティーチューン。タオルを回してみんなでジャンプするパフォーマンスも、アゲアゲソングならではですね。今でこそ、こういうEDM系(Electro Dance Musicの略)がクラブミュージックのメインストリームとして扱われていますが。当時はまだそんなに?だった気がします。とくに僕らはあまりメインストリームに手を出してきませんでしたからね(いわゆる"大箱クラブのメインフロアでかかってそうな曲"の事)。それでも幅広いジャンルに貪欲なMAY'S。ですが、そのような側面を知らない一部の方からは「昔のエイベックス路線になっちゃったんですか!?」なんて、思わぬ角度から批判を頂いた記憶もあります(笑)

制作を開始したのはちょうど夏の終わりぐらいでしょうか。秋にはたくさんの学園祭ライブが控えていました。「学生達と盛り上がれるようなパーティーチーンが欲しい!」っという事で、まさに学園祭をターゲットに制作された"企画シングル"が『SUPER SONG』だったのです。完全なEDMサウンドにしてもよかったのですが、「秋だし多少の清涼感も欲しいな~。」っという事で、アコギの高速ストロークを混ぜて"程よい"仕上がりにしました。ちなみにカップリングにはインディーズ時代の名曲『1/2』と『LOVE』をリメイクして収録。CDショップでは手に入らないCDという事で、たくさんのお客さんがライブ会場に足を運んでくれました。

そうそう、全国を回った学園祭ツアーでは、お客さんの歌声も収録しました。サビの「Yeah Yeah Yeah~♪」の部分です。レコーディングシステムを東京から持って行き、オーディエンスに向けてマイクを準備。そしてサビをお客さんに歌ってもらい、それを全会場で収録させてもらいました。翌年に発売されたアルバム『Cruising』では、『SUPER SONG(All Japan 学祭's Mix)』として、お客さんの声を混ぜたバージョンを収録。バックコーラスの人数、総勢1万人ぐらいでしょうか。「もしかしてギネスに申請できるんじゃね?」っとドキムネさせながらギネス記録を確認したら、足下にも及ばない数字でした(笑)





君に届け... 
2011.01.19.

---シンプルで壮大なバラード

大ヒット少女漫画「君に届け」の主題歌として制作された楽曲です。豪華なオーケストレーションに、シンプルで真っすぐな歌詞が響く、まさに"壮大なバラード"に仕上がりました。ベストアルバムの特典DVD『LIVE in ITALY イタリア10日間の旅』を観た方はご存知かと思いますが、海外でも非常に人気の高い曲になりました。アニメの力は凄いですね。YouTubeでも、色々な言語の方が"勝手に"カバーをしています(笑)

この曲を作る時、自分自身で掲げたテーマは【自分の作曲家人生の中で、1番の曲を作る事】でした。ホイットニー・ヒューストンの『I Will Always Love You』、セリーヌ・ディオンの『My Heart Will Go On 』のような、"音楽史に残る名バラード"にしたいと心に決めたのです。しかし、バラードというジャンルは"最も音楽的な能力を必要とするカテゴリー"だと思っています。ノリ1発でOKとはいきませんからね。楽器の演奏でもよく言われますが、スロウテンポな曲ほど難しいものなのです。音の一粒一粒がよく聴こえるぶん、全ての発音に意味がないとダメですから。

僕は悩みました。ここまで楽典的な事を一切学んできておらず、音楽の成績も学生時代はずっと「1」。名曲を生み出してきた"英才教育"の作曲家達とは、程遠い環境で育ってきたからです。産みの苦しみとは違う悩み。スタート地点までの足取りが、すでに重くなっていました。そんな時、舞子から借りた『君に届け』の原作を最初から最後まで一気に読んでみました。読み終えた瞬間、頭の中が一気に軽くなりました。

そう、"最高のバラードを作る事"ばかりに考えがいってしまい、肝心の"原作の世界観"を忘れていたのです。それに気付かせてくれたのは、まさしく『君に届け』の真っすぐな物語でした。それはとても簡単な答え。本当に心から愛している女性に想いを伝える時は、"好きだ"の一言で十分なのです。そう思えた瞬間、無限の音符が目の前に広がりました。音楽理論なんて関係ない。どこまでもシンプルで、どこまでも熱い曲にしよう。そう考えたのです。そこからは早かったですね。これは"作曲家あるある"なんですが、作ってる時の記憶があまりないんです。夢中で作っていたんでしょうね。おかげで自分自身も納得がいく、最高の楽曲が仕上がりました。





WONDERLAND
2011.01.19.

---MAY'Sウインターソングの決定版

ライブでも定番のダンスチューン。UKアシッドジャズを連想させる、"ハネ感"が気持ち良いトラックに仕上がりました。イントロのフリューゲルホルンを筆頭に、ブラスセクションもいい味を出していますよね。

この曲は"MAY'S流ウインターソングの決定版"といった感じでしょうか。最近のウインターソングはしんみりした曲が多いですよね。でも90年代という時代に思春期を過ごして自分達としては、もっとキラキラしたアッパーチューンが流行ってほしいな~っと思ってしまいます(例えばZOOの『Choo Choo TRAIN』や、広瀬香美さんの『ゲレンデがとけるほど恋したい』とか)。それにこういう"ポジティブバイブス200%"の楽曲は、僕らの十八番ですから。「好きな曲ばっかり作っていいよ~!」って言われたら、こういう曲ばかり作っちゃうと思います(笑)

この曲、実はサビのワンフレーズがきっかけで生まれた曲なのです。3年前のある日、スタジオで舞子が「らーらーらー♪♪」って鼻歌を歌っていたんです。「このメロよくない?らーらーらー♪♪」って。気に入ってしまったらしく、しばらくずっとそのメロディーを歌っていました。それが僕も頭の片隅に残っていたんでしょうね。それから数年後、この『WONDERLAND』を作る時に、パっとあのメロディーがフラッシュバックしてきたのです。すぐさまサビにそのメロディーをはめて舞子に聴かせました。「わー!これあの時のメロディーじゃん!」っと嬉しそうに喜んでいたのを覚えています。そんなきっかけで生まれた楽曲だったのです。そういえば昔、ある作曲家がこんな事を言っていました「いいメロディーが思い浮かんでも、次の日に忘れていたらそれは本当に良いメロディーじゃないんだ」っと。3年間も記憶に残っていたという事は、このメロディーは間違いないのでしょうね。

PVもかなりお気に入りです。MAY'SのPVの中で1番好きかも?ってぐらい。ファンクラブのみんなにも出演してもらいましたしね。ちなみに出演者の数が65人いるんですが、その全員が関係者です(笑)昔からの仲間、アーティスト、ダンサー、お世話になってる方々...などなど、完全に身内だけで制作してみました。みんなも見た事あるアーティストがたくさん写ってるんじゃないかな?ここで面白いエピソードを。実は"他"の事務所の社長さんも出演していまして。その事務所のアーティストさんが、渋谷の大型ビジョンで偶然このPVを見た時に、唖然としたらしいです。「しゃ、社長...他のアーティストのPVで何やってるんですか!?」っと。そりゃ自分の会社の人間が、他の会社のPVに出てたらビックリしますよね。しかもアーティストじゃないのに(笑)最後に余談ですが、間奏に出てくるシルエット姿のダンサー達。そこで登場するメンズのダンサーは僕の従兄弟です。インディーズ時代はずっとMAY'Sのバックダンサーをしてくれていたんですよ。





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