さあ、今日も楽曲解説いきますよ。

今回は2009年にリリースされた3枚のシングルですね。



書いていて思ったのですが、この年は代表曲だらけですね。

ライブの定番曲も多く、きっとみんなも思い入れがある曲ばかりじゃないかな?










MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z


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[DISC1]
01. My Everything
02. Daydream
03. KISS ~恋におちて...冬~
04. I WISH
05. I LOVE YOUが言えなくて
06. ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~
07 永遠
08. 星の数だけ抱きしめて
09. 遠くへ ~Spread Your Wings~
10. SUPER SONG
11. 君に届け...
12. WONDERLAND
13. BONDS
14. 今宵、月の下で feat. 上妻宏光
15. SKY
16. Smiling
17. ダイヤモンド

[DISC2] ※初回盤のみ
01. Sha la la...
02. REAL
03. Roots Of Mine
04. Appreclation
05. Teddy's Story
06. LOVE SONG ~今なら言えるよ~
07. 梢
08. さよなら、ありがとう。
09. MaMa(2009)
10. 線香花火
11. あなたが好きです。
12. JULY (Album Version)
13. LOVE (New Version)
14. せつなさをとめて
15. True Love Story
16. I Remember You
17. 日曜日の歌










Self Liner Notes >>> Vol.2
I WISH
2009.04.22.

---初のウェディングソング。

MAY'S初のウェディングソングは、同時に僕らの代表曲にもなりました。おそらくMAY'Sの中で"最も知られている曲"の一つだと思われます。ライブでもかなりの確率で歌っているので、ファンの皆さんにとってもおなじみの曲ですね。ただ、意外と知られていないのは"実はインディーズ時代に作られた曲"という事。

メジャーデビューから遡ること半年ほど前のお話.....。MAY'Sがまだまだインディーズで活動をしていた頃、女優の酒井彩名ちゃんがプロデュースするウェディングドレスブランド「Aya na ture」のコレクションショーでライブをさせてもらえるという機会がありました。「コ、コレクションショーでライブですと!?」単なるライブイベントへの出演ではなく、そんなオサレなイベントで歌えるなんて、当時の僕らにとっては滅多にない機会。今でも覚えてるけど、共演にDABOさん、JAMOSA、Foxxi misQと、すでにメジャーで活躍してるアーティストばかりがラインナップ。僕らは活動歴は長いものの、唯一のインディーズアーティストだったのです。「これは何かインパクトのある事をしないと!」っと躍起になっていた当時のMAY'S。

「サプライズでウェディングソングを作ってったらビックリするかな?」っという事で、ライブの1週間ぐらい前に急いで制作。そう、それが『I WISH』だったのです。本当に思いつきでした。だって、スタッフも本番当日に初めて聴いたんですよ?さすがインディーズ、やる事が自由です(笑)しかしその思いつきの行動が転機となり。酒井彩名ちゃんと周りの関係者の方々に気に入っていただき、満を期して2009年にシングルとしてリリースする事になったのでした。MAY'Sがたくさんの結婚式で使われるアーティストになったのも、この曲がきっかけですね。

酒井彩名ちゃんにはCDジャケットはもちろん、PVにも出演してもらいましたね。このPVもとにかく話題になりました。一組のカップルが結婚式を挙げるまでのドラマなんですが、何と言っても目玉なのがプロボーズシーン。こんなプロボースを考えてしまった監督は、天才的なロマンティストだと思います(笑)





I LOVE YOUが言えなくて
2009.08.19.

---MAY'Sを代表する"切なソング"

この曲も間違いなく代表曲の一つでしょうね。MAY'Sを代表する"切なソング"です。当時はまだそれほど有名ではなかった、AKB48の板野友美ちゃんが出演するPVも話題になりました。YouTubeの再生回数が650万回弱と、とんでもない事になっています(笑)

通算5枚目のシングルとなったこちらのシングル。僕らも"メジャー"というフィールドに慣れてきて、ライブでも安定したパフォーマンスを出来るようになりました。実はそれまでのシングルというのは、前もって「こういう曲を作ろう!」という制作ミーティングをしてから作られた曲ばかりでした。例えば『Daydream』の時は「和風な曲を作ろう!」だったり、『KISS ~恋におちて...冬~』の時は「カラオケでも歌いたくなる切ない冬ソングを作ろう!」だったり。そのようなテーマを先にもうけてから制作に入っていたのです。

しかし、5枚目となるこのシングルの時は違いました。僕ら自身も客観的に自分達を見れるようになっていたし、スタッフ間の信頼関係やチームワークも安定してきていた時期だったので「メンバーが好きなように作って、その中からいい曲を出そう!」という事で制作に入ったのです。そして生まれたのが『I LOVE YOUが言えなくて』、そして後にカップリングに収録される事になる『線香花火』だったのです。

"切なソング"と"友情ソング"という、両極端なこの2曲。どちらかを選ばないといけないのですが、どちらもイイ曲で全く決められず。ミーティングもかなり白熱しましたね。たまたま通りかかったスタッフにも曲を聴かせて「どっちがいいですか?」と、社内アンケートをとったり(笑)そんな多数決の結果、どちらが多かったのかというと.....。なんと、圧倒的に『線香花火』だったのです。皆さんはこの結果をどう思いますか?意外に思ったかな?「では次回のシングルは線香花火にしましょう!」と決まりかかったのですが.....一人のスタッフがこんな事を言いました。「今までアンケートをとった人って全員男性ですよね?女性にも聞いてみませんか?」っと。そして女性スタッフの意見を聞いてみると、結果は大逆転でした(笑)っという事で、めでたく『I LOVE YOUが言えなくて』が世に出る事になったのです。

そうそう、PVで板野友美ちゃんが出演する事になった経緯も話そうかな?この頃のAKB48は、今ほど有名ではありませんでした。正直自分も「名前ぐらいは知ってる…かな?」という程度でした。ある日、PVの打ち合わせをしているとスタッフから「同じレーベルのAKB48の子をオファーできるけど、どの子がいいかな?」っと、全員の顔写真が載っている資料を渡されました。それを見た舞子が即答で「この子がいい」っと指を指しました。それが板野友美ちゃんだったのです。舞子に「どうして?」と聞いたら、「うーん、1番MAY'Sっぽい気がしたから」っと言っていました。ともちんもMAY'Sをよく聴いてくれているという事なので、「それならちょうどいいね!」っと正式にオファーをする運びになったのでした。





ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~
2009.11.25.

---ライブでの定番曲

この曲も間違いなくMAY'Sの代表曲と言っていいでしょう。とくにライブでは定番ですね。みんなで人差し指を高く挙げる光景は、ステージから見ていても圧巻です。そして『I WISH』に続き、多くの結婚式で使われている曲でもあります。僕ら自身、きっといつまでも歌っていく楽曲なんだろうな~っと思っています。昨年の『KISS ~恋におちて...冬~』と同じく、CMソングとしてリリースされた曲ですね。なので、実は(?)ウインターソングなんです。今となってはあまり冬のイメージはないですが。

この曲を制作した時のことは、今でもよ~く覚えています。ある日、ライブの練習をしにリハーサルスタジオに入っていたMAY'S。真面目に練習をしてる...と思いきや、ゆるゆるで集中力がもたない僕らなので(笑)スタジオに置いてあったピアノで遊び始めました。僕が適当に弾いて、それに合わせて舞子が歌って。そんな"ノリ"で生まれてしまったのがこの楽曲です。とくにサビの後の「ワンラ~ブ♪♪」という部分は、出来た時から「いいじゃん!いまのフレーズ!」って興奮していたのを覚えています。

この曲にはポイントがたくさんありますよね。「ワンラ~ブ♪♪」の部分はもちろんですが、なんといっても間奏の大合唱は外せません。「き~み~がいて~わた~し~がいる~♪♪」の部分です。プロのコーラス隊の皆さんにも参加してもらい、大人数でレコーディングしました。しかし、さすがはプロの方々。合わせるのが上手すぎて、人数感が出ないのです(笑)歌っていうのはタイミングが外れれば外れるほど(正解の範囲内で)、芯がぼやけて人数が多く聴こえるものです。ところがプロの皆さんは上手すぎて、何回重ねてもあまり大勢に聴こえないのです。「もうちょっと人数感が欲しいな…」という事で、急遽スタッフの皆さんにも参加してもらいました。レコーディングのエンジニアさんまで強制参加です。ちょっぴり下手な人が混ざる事により、いい具合に厚みが増しました。いわゆる"SMAP効果"というやつですね(笑)おかげさまでとっても印象的な大合唱が完成しました。ライブではみんなの歌ってる顔を見るのが本当に楽しみで、いつも見とれてしまうんですよ。

PVは横浜にある結婚式場で撮影しました。巨大なパイプオルガンが素敵なチャペルですよね。CanCamモデル(当時)の徳澤直子ちゃんが出演してくれました。クリスマスのワクワクを感じる、とってもハッピーなストーリーに仕上がっています。このPVを撮影してくれた監督は、まさに"ハッピー職人"。他にも『星の数だけ抱きしめて』、『WONDERLAND』、『ダイヤモンド』と、毎回ハートフルな作品に仕上げてくれています。そうそう、初めてMAY'Sクルーにも参加してもらった作品ですね。ラストサビの大広間で歌うシーンで、たくさんのMAY'Sクルーがバックを盛り上げてくれています。





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