ついに本日、MAY'Sのベストアルバムが発売されました。

すでにたくさんのフラゲ報告もありがとう。



さっそく今日から本格的に楽曲解説も始めたいと思います。

しばらくは楽曲解説ブログになりそうですねw



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MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z


MAY'S OFFICIAL BLOG | NAUGHTY BO-Z

[DISC1]
01. My Everything
02. Daydream
03. KISS ~恋におちて...冬~
04. I WISH
05. I LOVE YOUが言えなくて
06. ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~
07 永遠
08. 星の数だけ抱きしめて
09. 遠くへ ~Spread Your Wings~
10. SUPER SONG
11. 君に届け...
12. WONDERLAND
13. BONDS
14. 今宵、月の下で feat. 上妻宏光
15. SKY
16. Smiling
17. ダイヤモンド

[DISC2] ※初回盤のみ
01. Sha la la...
02. REAL
03. Roots Of Mine
04. Appreclation
05. Teddy's Story
06. LOVE SONG ~今なら言えるよ~
07. 梢
08. さよなら、ありがとう。
09. MaMa(2009)
10. 線香花火
11. あなたが好きです。
12. JULY (Album Version)
13. LOVE (New Version)
14. せつなさをとめて
15. True Love Story
16. I Remember You
17. 日曜日の歌










Self Liner Notes >>> Vol.1
My Everything
2008.07.02.

---記念すべきメジャーデビュー曲。

MAY'Sの記念すべきメジャーデビューシングルです。当時はこんなにもみんなに愛される曲になるとは思ってもいませんでした。ツアーでもいつのまにか"必ず最後にやる曲"で定着していたり。僕らにとっても、またMAY'Sクルーの皆さんにとっても【特別な1曲】である事は間違いありません。

実は.....ぶっちゃけこの当時の事ってあんまり覚えていないんです(笑)長年活動してきたインディーズから、メジャーへと活動の場をシフトしたこの頃。それまで自由に何も考えずに制作をしていたのが、ついにメジャーデビューという事で、きっと毎日必死だったんでしょうね。記念すべきデビュー曲になるわけだし、とにかく無我夢中で「いい曲を作るぞ!」と意気込んでいたのを覚えています。

この曲にはサビが二つあるんです。冒頭と最後の部分で聴ける「世界中であなた一人の~♪」と、メインサビになる「You are my everything あなたが私を見つけてくれた~♪」の二つです。実は初めてこの曲のデモを作った時に、サビを2パターン作ったんです。それがこの二つのサビでして。スタッフにも聴かせて「どっちのサビがいいかな?」ってみんなで話し合って。しかし全然決まらず.....。最終的に「どっちもいいから、どっちも使おう!」って事になり、結果二つのサビが混在する曲になったのでした。

初回版には特典でPVも収録されていますね。群馬の渋川市にある遊園地で撮影しました。とってもマニアックなトリビアなんですが、実はこのPV.....フィルムで撮影しているんです。この凄さってあんまり伝わらないかな?(笑)デジタル全盛のこの時代に、あえてフィルムで撮影した監督のこだわりには本当にリスペクトです。なのでよ~く見比べると、他のPVとちょっと質感が違うのがわかると思います。昔の映画みたいな、ちょっとザラっとした質感に仕上がっています。監督いわく「夜のメリーゴーランドを美しく撮影するには、フィルムで撮るしかない」との事でした。





Daydream
2008.10.08.

---民謡とのコラボレーション。

舞子のルーツでもある、【民謡】とコラボレーションしたダンスチューン。三味線と尺八が絶妙に重なりあったアレンジは「当時のオレ、よく作ったな~」っと我ながら感心してしまいます(笑)ライブでもダンサーをつけて披露する事が多く、シリアスな歌詞とあいまって、独特な雰囲気を出している曲ですね。

【民謡】と【R&B】のコラボレーションを実現するにあたって、実は舞子の決断が大きく左右していました。皆さんは、このコラボレーションを斬新だと思いますか?音楽的には確かに斬新だと思います。ほとんどの歌モノアーティストがやっていませんから。しかし、僕らにとってはそれほど斬新ではありませんでした。だって音楽活動をしていて、そのメンバーの一人に民謡の家元がいたらどうします?きっとすぐに「コラボしたら絶対に面白い!」って思い付きますよね?当時の僕やスタッフもそうでした。しかし、舞子がそれを拒んだのです。

民謡の家系を飛び出して、親の反対を押し切り東京に上京して.....なんてドラマティックな話はありません。昔も今も舞子の両親はとても理解があります。でも、舞子自身はやはり違いました。「MAY'Sを選んだ以上、簡単に民謡に手を出してはいけない。」そういう想いが強かったのでしょう。日々お稽古を積んでこその伝統芸能、安易にコラボレーションをするのが抵抗があったのでしょうね。そこには民謡に対する大きなリスペクトがありました。

それもメジャーデビューというターニングポイントを超える事により、ようやく消化する事が出来ました。今なら出来る、と。ただし、楽曲を作るうえで一つだけ舞子の中で条件がありました。それは「自分は民謡風な歌い方はしない」という事でした。なので、三味線や尺八が和風な世界観を織り成す中、舞子は一貫して今まで通りの"MAY'Sの片桐舞子"の歌い方で通しています。ちなみに、間奏で三味線ソロの後ろで聴こえる「お囃子」は、舞子のお母さんだったりします(笑)

大奥風なこちらのPVは、日光江戸村で撮影しました。普段は入る事の出来ない、撮影専用のスペースで、まるで時代劇の世界にタイムスリップしたみたい。歴史好きの自分は、興奮しっぱなしだったのを覚えています。





KISS ~恋におちて...冬~
2008.12.03.

---転機になった1曲

今作のインタビューでよく聞かれる質問があります。「10年間の活動の中で、転機になった曲はどれですか?」っと。ベストアルバムならではの質問ですね。その時に必ず答える1曲が、この『KISS ~恋におちて...冬~』です。この2008年という年は、非常に忙しい1年でした。メジャーデビューした年という事もあり、僕らは毎週末のようにライブをしていました。ただ今よりもお客さんは少なく、地域によっては下手したら10人以下という事もありました。フリーライブなのに、です。それがこの曲をリリースして以降大きく変わったのを覚えています。同じ会場でライブをして、発売前と発売後で200人ぐらいお客さんの数が違った事もありました。CMソングの力って凄いんだなって痛感しました(笑)

「ウインタースポーツフェスタ」という大型イベントのCMソングとして作ったこの楽曲は、MAY'S初の"ウインターソング"でした。サビだけ10曲ぐらい作って、その中からスタッフ含めて多数決で決まった楽曲でした。満場一致でこの曲が選ばれましたね。そこからAメロやBメロを作り、1曲を完成させたのでした。余談ですが、候補で作った1曲に『さよなら、ありがとう。』も入っていたんですよ(当時はもうちょっと軽快なアレンシでしたが)。

雪の降るこのPVは、雪の気配なんて全くない10月ぐらいに撮影しました。人口のスノウマシーンの中、舞子が腰をいれて練り歩くアレです。ちなみにこの曲のPVで僕のポジションも確立しました。はい、「どこかにチョロっと出る」というアレです。これなんて、曲が完全に終わった後に登場しますからね(笑)撮影の時も、監督から「どのシーンに入れるかはまだ決めてないんですけど、とりあえず撮りましょうか」って言われ。完成試写会の時にドキドキしながら観るわけですよ。「オレ、どこに出てくるんだろ??」って。でも待っても待っても登場しないの。曲が終わっちゃって「あれ?」ってなったらついに登場。そして監督が一言「出す場所が思い浮かばなくて、最後に付けておきました」。





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