にー♪ 【第2話】 お花見 | ロボットなおたん

ロボットなおたん

天然系美少女ロボット『なおたん』と『ぽん博士』『かえぽ助手』のゆるゆるな日常。
Negiccoがモデルの空想小説です。

研究所近くの公園。

ぽん博士たちは新作ロボットのテストを兼ねて花見に来ていたのであった。

 

なおたん「♪はーるがきーてーいーるーのーヨ~~~ロレリホー♪」

 

かえぽ助手「またテキトーな歌唄っているし。。チョット酔ってる?、、ロボットなのにお酒飲むと酔っ払っちゃうんだから。だから少しにしておけって言ったのに!」

 

なおたん「かえぽー!4月だねー!ツクシさんが顏出すんだよねー!かえぽの前歯もやっぱり春に顏出すのー?」

 

かえぽ助手「なにが『やっぱり』なのよ。」

 

なおたん「あー!間違えたー!最初から顏出してたねー♪」

 

かえぽ助手「出てないでしょっ!」

 

ぽん博士「なおたん、かえぽ君の前歯は、一定の条件のもとで顔を出すのだ!」

 

なおたん「ふーん。そうなのかー♪ 難しいシステムだねー!」

 

かえぽ助手「博士!私の前歯の説明は私がします。なおたんに正確に伝わらないと困りますので!」

 

ぽん博士「そんなに困る問題だったのかね。。」

 

かえぽ助手「あのね、笑ったりするとチョコンとだけ出るの。チョコンと。かわい、、」

 

なおたん「あーー!蝶々さんだー♪ 待て待てーーー♪」

 

かえぽ助手「最後まで聞けーーーーぃ!!」

 

「まーまーまー!かえぽさん、楽しくいきましょう!、、ささ、もう一杯♡」

 

 怒りんぐ中のかえぽ助手にビールを差し出す女の子。今回ぽん博士が新しく製作した、「お花見サポートロボット」の『桜子ちゃん』だ。

 

かえぽ助手「え?あ、ありがとう。。あなたも飲む?」

 

桜子ちゃん「ごめんなさーい!私はお酒飲めませーん!ロボットですからー♪」

 

かえぽ助手「そうよね。普通は飲めないわよね。ロボットだもんね。。」

 

お酒を飲める普通じゃ無いロボットは蝶々を追いかけてどこかへ行ってしまった。

 

桜子ちゃん「 お酒だけじゃなくて食べるものもたくさん用意しましたので、どんどん食べて下さいねー♪ この玉子焼きオススメですよー!」

 

かえぽ助手「てか、玉子焼きしかないわよ。。え?だけどこれ、もしかして、桜子ちゃんが作ったの!?」

 

桜子ちゃん「お口に合えばイイんですけどー♪」

 

ぽん博士「桜子ちゃんは行楽向けの弁当を作ることが出来る能力を持っているのだ!、、今のところ玉子焼きしか作れないが。。」

 

まだ修行中らしい。

 

ぽん博士「それだけじゃないぞー!、、桜子ちゃんは花見を開始する数時間前から全体をチェックして、花見をする人数や桜の状態を上手くマッチングさせ、最適な花見場所を確保してくれるのだ!見たまえ!この青シートの敷き方!素晴らしいっ!!」

 

桜子ちゃん「そんなに褒めないで下さいよ~!ぽんちゃ~♪」

 

ぽん博士「ぽんちゃではない!ぽん博士だ!!」

 

かえぽ助手「ぽんちゃ言いましたね。。」

 

ぽん博士「桜子ちゃん、昨日長い時間、なおたんと一緒に居たせいか、ヘンなところマネするようになってしまった。。」

 

メグ「あれー?、、お父さんっ、、!?」

 

ぽん博士の前に現れたのは娘のメグ。そして同じウニッコのナオとカエデだった。

 

ぽん博士「おー!、、お前たちも来てたのか!、、花見かね?」

 

メグ「んー、、そのつもりだったんだけど、予想以上に人が居てねー。。なかなか場所が確保出来なくて、どーしようかなーって思ってたトコ。。」

 

カエデ「あら?、、今日はなおたん居ないんですか?」

 

かえぽ助手「一緒に来てたんですけどね。。さっき、蝶々追っかけてどこかに行ってしまいました。。そういえば、まだ戻ってこないなあ。。どこまで行ったんだか、、!?」

 

ナオ「あはははっ!なおたんらしいですね!、、そっかー、会いたかったなー!なおたんから元気もらいたかったー!!」

 

桜子ちゃん「よかったら、みなさんご一緒されたらどうですかー?飲み物も食べ物もたくさんありますしー♪」

 

かえぽ助手「玉子焼きがね。」

 

メグ「わぁ!可愛らしいロボットさん!はじめましてー♪」

 

ぽん博士「花見サポートロボットの『桜子ちゃん』だ。料理も得意なんだぞ!、、玉子焼きしか作れんが。。あー、良かったら一緒にどうだね?、、と言っても、ぎゅうぎゅうでみんなが座るの厳しいかな、、?」

 

ナオ「あー、いえいえ、お気遣いなく!、、私たちはまた、別の場所探しますから~!!」

 

 ぴろろろろー♪ ぴろろろろー♪

 

そのとき、ぽん博士のスマホが鳴った。なおたんからの電話だった。

 

 ※なおたんは身体の内部に電話を内蔵しています。

 ※シーズン1・【第145話】なおふぉーん♪ を参照。

 

(なおたん)「もしも・しもー♪ あー!区切るとこ間違えたかなー?、、ぽんちゃー?ぽんちゃー?ぽんちゃだよねー!ぽんちゃッスねー♪」

 

ぽん博士「区切るとこじゃなくて、『も』がひとつ多いんじゃ!それと、ぽんちゃではない!ぽん博士だっ!、、あ~、、どした!?」

 

(なおたん)「あのねー、あのねー!もしもねー、そっちのお花に飽きた小町だったらねー、こっちのお花もキレイキレイキーラナイトレイだからねー、オススメですよー!おくさーん♪」

 

ぽん博士「誰が『奥さん』だっ!、、花がキレイー?、、そうか!。。なおたん、そっちは7人くらい座れる場所とかあるかー?」

 

(なおたん)「7人どころじゃないよー!もっとたくさん座れるよー!、、100人乗っても~~、、『だいじょーぶ~!!』、、あれー?一緒に言わないとダメなんだよー!あははー♪」

 

ぽん博士「あー、わかった!後で一緒に言うから(言うんかい!)、、なおたん、今からそこに行くから、待っていてくれるか!いいかー!ジッとしているんだぞー!」

 

(なおたん)「蝶々さん逃げたら追っかけないとなんだよー♪」

 

ぽん博士「蝶々にもジッとしていてもらえっ!!」

 

通話を切るぽん博士。

かえぽ助手はタブレットのGPSでなおたんの居場所を特定した。

 

かえぽ助手「ここからそんなに遠くないですね。。メグさんたち、良かったら一緒に行きませんか?」

 

メグ「わー!是非是非~♪」

 

ナオ&カエデ「賛成~!!」

 

ぽん博士たちとウニッコメンバーはなおたんが居る場所まで移動した。

 

かえぽ助手「あら?、、桜は無い、、ですよねえ。。!?」

 

カエデ「あ~!でもキレ~~イ!!」

 

ナオ「私、、ココのほうがイイかもしれない!!」

 

メグ「あ!なおたん居たよー!!」

 

なおたんが居た場所は桜が咲いている場所では無く、広大な敷地の菜の花畑だった。一面の黄色い絨毯が春風に吹かれて揺れていた。

 

なおたん「ナオちゃーーん!メグちゃーーん!カエちゃーーん!、、やほーーー♪」

 

ナオ「わああー!なおたーん♡、、ぎゅ~~!!

 

なおたん「むぎゅー♪」

 

なおたんを力いっぱい抱きしめるナオ。

 

なおたん「ナオちゃーん♡お久しナオナオだねー♪」

 

ナオ「なおたん!会えて良かった!、、菜の花綺麗だねー!スゴイねー!!」

 

なおたん「ねー、ねー、ナオちゃん!もうすぐ『おたんじょび』でしょー!おめでとちゃんだねー♪」

 

ナオ「え!?、、なおたん、、覚えていてくれたんだ!、、ありがとう~♡、、嬉しい!、、今日はなおたんに会えたし、こんな綺麗な菜の花も見ることが出来たし、いっぱい元気貰えたよ!!、、ありがとう!なおたん♡」

 

ウニッコのリーダー・ナオは今週に自身の生誕祭ライブを控えていたのだが、少し前に体調を崩してしまい、完治はしたもののトレーニングをする時間が無くなってしまい、不安で気持ちが沈んでいた。

メグとカエデはそんなナオを想い、気分転換にということで花見に誘ったのである。

 

メグ「リーダーに元気が戻ったみたい!、、良かったー♪ お父さん、ありがとう!!」

 

ぽん博士「いやいや、私は何もしてないよ。もしお礼を言うのなら、なおたんに言ってくれ。。偶然とはいえ、イイ場所見つけて教えてくれたね。」

 

かえぽ助手「近くにこんなに広い菜の花畑があったんですねー!知らなかった!!」

 

桜子ちゃん「このお花、菜の花っていうんですかー!綺麗ですね~!、、ではではお花見再開ですねー!。。じゃあ、じゃあ、私、歌でも唄いましょうかねー♪」

 

メグ「へー!桜子ちゃん、歌も得意なんだ!スゴイな~!!」

 

桜子ちゃん「では、、コホン!、、♪まーぶひくーさーひこむーあーさのひがりにぃ〜♪」

 

歌は得意ではなかった。。

 

 -END-

 

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