【第37話】なおたんの道案内 | ロボットなおたん

ロボットなおたん

天然系美少女ロボット『なおたん』と『ぽん博士』『かえぽ助手』のゆるゆるな日常。
Negiccoがモデルの空想小説です。

ここはとあるロボット研究所。科学技術の世界的権威『ぽん博士』は人知能搭載ロボット『なおたん』に日々いろいろな実験を行っていた。
そしてここは研究所近くの住宅街。二人の外国人女性がある場所を探して、さまよっていた。

ナタリー「ポムチャーン、ドウヤラ、道ニ迷ッテシマッタミタイラネー!」

ポム「アー!。。ナタリー!困リマシタネー!。。オー!アソコニ犬ヲ連レタ女ノ人ガ居マス!チョット、聞イテミマショウ!」

目の前には偶然にも犬のポンキーを散歩させていた、なおたんが歩いていた。

なおたん「ポンキー、オシッコ出ても出なくても片足上げるんだねー!。。そういうのを『習慣』って言うんでしょー!知ってるよー!えへん♪」

ポンキー「ワン♪」

ポム「アノー、チョット、スミマセーン!」

なおたん「はーい!わー♪こんにちねぎねぎー♪。。あれー?お姉さんたち、目が青いんだねー!。。あー!わかったー!さては宇宙人だなー!?」

ポンキー「ワン、ワン♪」

ナタリー「オー!チゴテバー!!私タチハ、アメリカ人デース!。。ニイガッター大学ノ留学生デース!。。私の名前ハ、『ナタリー』ト言イマス。ソシテ、コノ人ハ『ポム』ト言イマース。ミンナは『ポムちゃん』ト呼ンデマース!」

ポム「コンニチワ!『ポムちゃん』デース♪」

なおたん「ぽんちゃー?」

ポム「『ぽんちゃ』ジャ、アリマセーン!『ポムちゃん』デース!」

なおたん「オッケー!ぽんちゃー!」

ポム「ガクッ!。。『ポムちゃん』ダッテバ!!。。マア、イイヤ!。。ナンカ、モシカシテ、面倒ナ人ニ当タッテシマッタノデハ?。。アー、スミマセーン、『どっぺり坂』ハ、ドウ行ッタラ、イイノデショウカー?」

なおたん「私はねー『なおたん』だよー!ロボットだよー!あ!この子はポンキーだよー!。。あー!『どっぺり坂』ー!知ってるよー!あのねー、最初はあそこの角のタバコ屋さん左に曲がるんだよー!あー、それでねー、そこのおばあちゃん、よーく喋るんだよー!いつもポンキー連れていくと、『ぽんちゃ、お利口さんだねえ♪』って言うんだよー!私が『ぽんちゃじゃないよ!ポンキーだよ!』って言うんだけど、次の日また行くと、『ぽんちゃ、お利口さんだねえ♪』って言うから、私がまた『ぽんちゃじゃないよ!ポンキーだよ!』って言うと、、」

ポム「アー!チョット、待ッテクダサーイ!。。アナタ、ロボットナンデスカ!?。。人間ニシカ見エナーイ!。。ナンテ良ク出来テイルノヨ!。。オットト!ソウダ!オ婆サンノ話ハ後デ聞クノデ、『どっぺり坂』ヘノ道ヲ、教エテ下サーイ!」

ナタリー「タバコ屋ノ『オ婆サン』ヨリモ、コノ『ロボットサン』ノホウガ、ヨウ喋ンラネー!!」

ポンキー「ワン♪」

なおたん「おばあちゃんの話、まだ、たーくさん、あるんだけどなー!。。えーとねー、それでねー、タバコ屋さん過ぎたら、右にケーキ屋さんがあるんだよー!ここのケーキ美味しいんだよー♪。。私、いっつも、モンブランにしようかチョコレートのケーキにしようか、迷っちゃうんだけど、この前、店員のお姉さんが、新発売の『ときめきのヘッドライナー』はどうですかー?なんて言うから、もっと迷っちゃってー、、ねー、ねー、ポンキー、どーしようかー!モンブランもチョコレートケーキもイチゴのタルトも選べないよー!みんな食べたいよー!って、ずーっと迷って、、あー!なんか考えていたらまた食べたくなってきちゃ、、」

ポム「オー!チョット、タンマ、タンマ!!なおたんサーン!ケーキヲ選ブ話ハ後ニシテモラッテ、トリアエズ『どっぺり坂』ヘノ道ヲ教エテモラッテ、イイデスカー!?」

ナタリー「イッテカ前ニ、進マネンサネー!」

ぽん博士「なおたーん!。。」

そのとき、遠くから聞こえてくる、おなじみの声。

ぽん博士「おー!かえぽ君、なおたん、居たぞー!」

かえぽ助手「なおたん!。。あー!良かったー!ここに居たのね!ポンキーの散歩に行ったまま、なかなか帰ってこなかったから、心配したのよ!」

ぽん博士「おや?なおたん!こちらの外国の美人お嬢さんたちと、お話をしていたのかね?。。コホン!。。あー、こんにちは!私はこの近くに住んでおります『ぽん』と言います。このロボットの『なおたん』を作った、しがない研究者です。なおたんが何か失礼なことをしませんでしたかな?まだまだ未完成な部分がたくさんあるロボットなので大目に見てやってもらえたら、有難いです。。え?、『どっぺり坂』!?はいはい、『どっぺり坂』ならこの近くですよ!えーと、ここから見えるタバコ屋さんを左に曲がってですなー、、あ!そうそう!ここのお婆さん、面白い人でしてねー、私がいつも目の前通り過ぎると、『ぽんちゃさーん!なおたんは元気らかねー!』って言うから、『お婆ちゃん!私はぽんちゃじゃなくてぽん博士ですよー!』って言うんだけど、また別の日に会うと、『ぽんちゃさーん!なおたんは元気らかねー!』って同じこと言うもんだから、私はもう一度『お婆ちゃん!私はぽんちゃじゃなくてぽん博士ですよー!』って言うことになって、、」

ナタリー「オー!チョット、待ッテクレネー!サッキカラ、オ婆サンノ話カラ前ニ進マネテバー!!」

かえぽ助手「わあ♪新潟弁、お上手なんですねー!。。あー!そうですよ、博士!タバコ屋さん過ぎてからを、ちゃんと説明しないと!。。えーと、そのタバコ屋さん過ぎると、右手にケーキ屋さんがあるんですけど、、あ!ケーキとか好きですか?ここのケーキ本当~に美味しいんですよー!特にそこのモンブランなんか甘さ控えめで、舌触りが良くて何個でも食べたい!って思っちゃうんですよー!私は最近はブルーベリーソースのかかったケーキがお気に入りなんですけどね~♪ここのケーキは何を食べてもハズレが無いんですよ~!それとそれと、今月出た新発売のケーキは、上に真っ赤なイチゴのソースがたっぷりかかった、、」

ナタリー「アー!新発売ノケーキガ『ときめきのヘッドライナー』トイウコトモ、モウ知ッテマース!ケーキ屋サンカラ話ガ進ミマセーン!!」

ポム「『どっぺり坂』ハ、一体ドコナンデスカー!?」

ポンキー「ワンワン♪」

なおたん「ポンキー、知ってるってー!!」

 -END-


NegiccoRADIO 2013年12月13日放送分に採用されました!


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