「繊細さん」の本 武田友紀 飛鳥新社

 

近頃よく耳にするHSP(highly sensitive person)=とても敏感な人

について、筆者が親しみを込めて「繊細さん」と呼びながら、

その繊細さんの特徴と、繊細さんが生きやすくなるためのヒントを書いた本。

私は自分が繊細さんであるかどうかは分からないけれど、

特徴としてあてはまることがいくつかあるし、

今の自分の精神状態から回復するのに役立つかもしれないと思い読んでみました。

 

以下はあくまで私なりの要約と私個人の感想ですが、参考にして頂ければと思います。

(素人の読書感想分のため的外れなことを書いていても多めに見てください)

 

 

HSPと聞くとネガティブなイメージが湧く人も少なくないと思うが、

HSPとは、「とても刺激に敏感な人」という、あくまで性質的なものであり、

感動しやすい、とか、怒りっぽいとか、そういった生まれ持ったその人の性質を表わしている。

 

HSPの大きな特徴は、多くの刺激を受け取りやすいというところにある。

しかしそれは、悪い刺激、悪いものだけを受け取りやすいということではない。

 

イメージとしては、私たちが何らかの刺激(音や匂いなど、主に五感で感じるもの)を受け取るために

体から複数のアンテナを出しているとする。

 

アンテナの数が、10本の人もいれば、20本の人もいる。

そのアンテナの数が他の人よりも多いのがHSPの特徴なのである。

アンテナが多い分、大きな音に対する不快感もきれいな景色を見たときの感動も、

他の人よりもたくさんの、あらゆる刺激を受け取ることになる。

 

だから、HSPの良い特徴の1つとしては小さな幸福も得やすいということ。

おいしそうな匂いがして幸せ、今日は晴れてて心地いいなど、

日頃の小さな幸せも感じ取りやすい。

 

しかし、生物というのは、生物的な特徴として、

生き延びるために、危険なものやストレスなどを察知しやすい。

そのため、身の回りにあふれている刺激が、

たとえ本人にとって良い刺激と悪い刺激が半々であったとしても、

より悪い刺激の方に反応しやすくなってしまう

 

それが、HSPが生きにくさを感じる要因の1つになっている。

 

そのような繊細さんが生きやすくなるための大きなヒントが

ストレス耐性を強めるのではなく、自分の気持ちに素直になり、

「嫌なものから離れ、より、自分にとって好ましい環境に身を置く」こと。

 

これは、よく考えれば(考えなくとも)、繊細さんだけに通ずる話ではない。

多くの人がこういった生き方ができれば生きやすくなるに違いない。

 

けれど、(これは私個人の考察も入るが)繊細さんは周りの刺激に多く反応してしまう。

例えば、「困ってそうだから助けなきゃ」、「この人はこれを言ってほしいんだろうな」

あるいは、「この人なんで不機嫌そうなんだろう、私何かやってしまったかな」など

そういった外部の刺激に反応しすぎるが故に自分の「こうしたい!」を無視しがちになる。

 

私が特に当てはまるのが、

相手からの質問に対して、勝手に「なんて答えるのが正解か」を考えてしまうということ。

どこに行きたいとか、何がしたいという、本来、私の意見を聞く質問に対して、

なんて答えるのがベストなんだろうと正解を探してしまうのだ。

少し繊細さと離れているように思うかもしれないが、

ここが、結局のところ、正解を外したときの相手の反応を

また敏感に受け取ってしまうからというところに繋がる。

 

この本で言う「非・繊細さん=敏感でない人」は

そいういう周りからの刺激に反応しにくい、あるいはスルーできる能力があるため、

少しばかり不快な環境の中でも、自分の気持ちに素直になって行動することができる。

 

だから、繊細さんは、なるべく周りからの不快な刺激に反応しなくていいように

嫌なものから離れ、「こうしなければ」ではなく自分の「こうしたい!」という欲求に

素直に耳を傾けていくことがとても重要になってくる。

 

まずは日々の小さな「こうしたい!」を叶えてあげてみよう。

 

私にとって、その叶えてあげたい欲求の1つが「文章を書くこと」でした。

 

同じ感覚を持っている人は、ぜひ呼んでみてください。