星組『記憶にございません!』① | 貯金と宝塚が好きな平凡なOLのハナシ

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短大卒業後、一般事務職に就職。
特別なスキルは何もなく、預金残高がじわじわ増えていくのが密かな楽しみです^^

貯金のハナシとコスメ、些細な日常をテーマにした記事がメインですが
今は宝塚歌劇団の魅力に取り込まれているため関連記事が多めになっています(笑)

 

 

 

待ちに待ったこの日が来ました!

 

 

ただでさえチケットが取り辛いので

もう初日なんてあっさり諦めて

平日狙いでもぎ取ったチケットです!

 

いよいよ礼さんに会えるんだと思うと

ちょっと寝付けないくらい

興奮してしまってヤバすぎる 笑い泣きガーン

 

 

 

この作品は三谷幸喜さんの

映画作品が原作なのですが・・・

 

 

そういえば見ていなかったなぁ、と

よりによって星組さんの初日に観ました

 

チケット取れた日から

観劇日までに余裕で見れると思ってたら

何となく忙しい&面倒くさくて。

 

これ、どうやって宝塚でやるの?

 

起承転結がきっちりしてて

コメディ要素も多く笑える作品だけど

好きなテイストかというと微妙 えー

 

ただ、初日をご覧になった方や

ネットニュースでの写真を見る限りでは

面白かったという意見が

ほとんどだったので安心しました!

 

 

 

今日の座席は先着GETした1階A席です。

 

 

 

今日は宝塚を初めて見るという人と

同伴観劇だったんですけど

「思っていた以上に良かった」とのこと。

 

 

舞台装置が盆や奈落を駆使して

入れ替わる様にとても感激しておられました。

 

私が宝塚を見始めたのが2023年からですが

2024年頃からプロジェクターを使った

演出も増えて場面展開が豊かになった感じが。

 

時代と共に、新しい技術を用いて

舞台が進化していくのは楽しいですね おねがい

 

 

そういえば公演前の案内版をみて

「一部と二部があるんだね?」って言われて

「一部が芝居で二部がショーで両方観ます」

と教えてあげると、ビックリされてました。

 

そういえば、たまに案内板の前で

これはどういう意味なんだろう・・・と

固まっている方を見かけることも。

 

お芝居とショーの二本立てというのは

宝塚ファンには当たり前ですけど

意外とそうじゃないのかもと思いました キョロキョロ

 

 

 

 

プロジェクターマッピングの

選挙ポスターの撮影もチャレンジしましたが

26列目からは遠すぎて

ボケボケで綺麗に撮れませんでした!笑い泣き

 

 

 

お芝居の感想

 

 

お芝居の方は開演アナウンスから

もう笑いを取りにきていて

 

宝塚版 吉本新喜劇

に、なっていました。

 

去年の花組公演の「鴛鴦歌合戦」も

喜劇要素が強めでしたけど

こちらの方が破壊力が半端なくて

先日までの夢夢しいベルばらの世界は

もうどこへやら…という感じで 笑い泣き

 

礼さん、舞空さん、ひろ香さんが

学生服を着たシーンはもはやコント !!爆  笑

 

私は原作の映画版も観たんですが

アレンジも多少ありましたが

原作に忠実なストーリー展開になっていて

映画は観なくても大丈夫そうだけど

あらすじだけでもわかっているほうが

理解は深まるような気がしました。

 

 

 

開幕アナウンスの礼さん

めっちゃ口悪ッ!

もうそこから笑ってしまいます 爆  笑

 

石を投げられて記憶は失った後は

純朴な少年みたいな総理になっていて

暁さんとの対比が良かったです。

 

詩さんは「BIGFISH」でも

とてもテンポの良いお芝居をされてましたが

それが生かされていたと思います ニコニコ

 

個人的には天飛さんは

あんなに黒い必要があるんだろうか?と

少々、疑問に感じましたが・・・えー

 

 

W不倫も作品のポイントなんですが

礼 × 小桜、暁 × 舞空を

同時進行でみせてくるあたりが

演出家の手腕のすごさを感じました!

 

表情がみたくて双眼鏡を覗いていたら

同時に観ることができなくて

必死に交互に見比べていたんですけど

暁さんに顔を押しのけられる

舞空さんのキュートな表情を見損ねた 笑い泣き

 

礼さんを締めあげたり

SMプレイ?を誘ってくるシーンは

かなり狂気じみていて怖いはずなんですが

小桜さんがもう可愛すぎて

なんだかほっこりしてしまいました 照れ

 

 

国会のシーンで官房長官以下、大臣たちが

一糸乱れぬダンスを披露する中で

微妙にテンポの合っていない礼さんが

記憶喪失で戸惑ってる感が如実に表れていて

こちらもクスクスと笑いを誘います。

 

 

映画版では聡子夫人の

「聡子ナンバーワン」という番組があって

さすがにこのシーンは無いと思っていたら

リアルに再現されてて感動しました! おねがい

 

ただ、どうせならスーツ姿でダンスを踊る

番場(小池栄子)さんが秀逸だったので

詩さんにやりきって欲しかった~!! 爆  笑

 

 

高級レストランで家族で食事のシーンは

原作にとても忠実になっていて

こちらも笑いの絶えないシーンでした。

 

SPたちが羽目を外し過ぎでしたけど・・・

まぁ、これも演出ということで ニヤリ

 

この作品はイケメン枠が殆どないので

男役のジェンヌさんは

振り切れた演技をしている人が多いです。

 

特にひろ香祐さんの熱演ぶりは

唯一無二の存在感が光っていました キラキラ

 

 

 

この作品の見所の一つに

国会中継で愛を叫ぶシーンがありますが

礼さんが舞空さんに向かって

ひたすら愛の言葉を語りかけていて

すごく良かったなぁ、と思いました ラブ

 

妻(舞空)の不倫を知っても

「彼女はタイプなんだ。やり直したい」

という礼さんのセリフで

実際に2人が少しすれ違っているように

何となく私には見えていたので

仲直りできたように思えて嬉しかったです。

 

 

お芝居の終盤で舞空さんが

「インドで自転車を直してくれたり

 ジョージアでダンスを踊ったり

 ピアノの連弾を一緒にしたり

 エジプトでは生き埋めにされたことも

 覚えてないっていうの!!?」

と、礼さんに訴えかけるシーンで

それに対して礼さんが

「記憶にございま・・・・す!!」

で、最後を締めくくってくれたのも

星組らしさがあって私はとても好きでした。

 

トップコンビって疑似恋人の関係性なので

2人が仲良くしているのをみると

ファンとしてもすごく嬉しいですよね 照れ

 

 

 

映画版ではうやむやになっていた部分も

舞台版ではしっかり理由付けされていて

個人的にはとてもまとまりが良かったです。

 

・総理の記憶が戻るタイミング

→映画ではハッキリ触れていないんですけど

 舞台では通訳(都)に殴られて戻る

 

・警官(大希)が稚内へ飛ばされた理由

→都内の交番勤務が突然飛ばされましたけど

 総理の秘密を知ってしまったため

 機密保持のために飛ばされた・・・らしい。

 

舞台オリジナルの展開として

総理を直撃した石を鰐淵(碧海)が

ゴルフクラブで思いっきり打ちっぱなすと

鶴丸官房長官(輝月)にそれが当たって

彼が記憶喪失になって終わるなど

すごくラストも綺麗にまとまっていました。

 

 

舞台は国会が中心になるため

衣装がみんな似たようなスーツ姿なうえ

しかも色調もダークなため

そういう意味では舞台映えしないので

全体的に地味な印象はありました。

 

あと、お芝居に重役が多いせいか

全体的に暗髪仕様のジェンヌさんが多くて

ジェンヌさんを見分け辛かったです。

 


長くなってしまったので

ショーに関しては②へ続きます 鉛筆