その②からの続きとなります。
記事の前置きが長くなっていて申し訳ないです。
こういう記事を読んでいる人は
「単純に儲かる方法だけ教えてくれればいいのに~」
と、思われるかもしれませんが、はっきり言います。
そんなものはありません。
株と保険、どっちが優れているのかというと
一長一短のため一概にどちらがいいとは言えません。
みんな、損をしたくない気持ちは一緒です。
でも、その運用成果を保証できないものが資産運用です。
そこをまずは念頭に置いて下さい。
幸か不幸か、結論から言うと
私は現在はトータルでプラスの運用できています。
(現時点でマイナスになっているものもありますが)
現在は1400万円(貯金額の約4割)を
定期預金以外の保険を活用した資産運用をしています。
私の運用目的は大きく増やすことではなく
元本を(できる限り)減らさずに
利息収入(不労所得)を定期的に得たいというもの。
これはどういうことかというと
私の場合はお金は増えなくていいんです。
貯金でドンドン増やすので。
でも、ただ普通預金に置いておいてもほぼ増えません。
先にも申し上げた通り
インフレによって目減りする可能性だってあります。
どうせ貯金するならお金にも少し働いてもらって
毎年お小遣いやボーナス的な感じで利息を受け取って
それを自分のために使っています。
つまり、貯金は毎月しっかり頑張る代わりに
頑張って貯めたお金が稼いできてくれた利息(収入)は
自分の生活を潤すために使おうという訳です。
現在は安定して年10~15万円程度の利息が得られるので
旅行やプチ贅沢などに惜しみなく使ってます
この「保険の運用方法は私の性格に合っていた」 と感じます。
NISAも制度が始まった2014年にすぐ口座開設しています。
運用方法も投資信託と株式と両方で検討して
証券会社の窓口にも2回足を運んで話を聞いたのですが
結局、いまだに何も始められていないのが現状です。
口座開設するほど興味があるのに実行に移さなかったのは
投資信託や株式投資をするということに
自分の中で理解、および納得が充分出来なかったからです。
仕組みとしては理解できるのですが
利益の出る過程とか、投資信託の管理・委託手数料など
マイナスを出していてもそれらが発生することに
自分の中ではどうしても腑に落ちなったんですよね・・・
私が運用する中で唯一決めているのが
「自分が納得できない時は手を出さない」
ということです。
どの運用方法にもメリット、デメリットがあるのは当然です。
「自分の貯蓄スタイルにフィットしているか」
「どんな状況なら利益が出るのか」
「また、どのくらい損をする可能性があるのか」
こうした予測が出来ない運用は私にとってはNG商品です。
ただ、今はマイナス金利の影響もあって
保険での運用には、正直そろそろ限界を感じつつあります。
そのため、株式での運用を再検討中だったりして
私の記事を読んだことによって
「何か運用しなきゃ、将来損をするもしれない」
と不安になった方がいるかもしれませんが
大丈夫です、急いで何かを始める必要はありません。
「なんか最初と言ってることと全然違うぞー?」
と思われるかもしれませんが
バブルや高度成長期に株で儲けた人は確かにいましたが
それでもやっていなかった人の方が大半です。
でも、その人たちが生活に
今困窮しているかというとそうとは限りませんよね。
当時は定期預金の利率も高かったんです。
郵便局の定額貯金が6%、10年で元本が1.6倍になる計算。
インフレになって株が上がれば
お金が必要になりますから金利もじわじわ上がります。
(バブル期のような6%とかになることはないでしょうけど)
最初に言った通り、どんな運用方法を選んだとしても
リスクとリターンの両方が存在し
リターンだけ享受し続けるなんていう甘い話はありません。
そのため、どんなに儲かっているファンドがあっても
そこに自分の資産の大半を集中させることは大変危険です。
株式投資などで成功している人というのは
損をしつつも、それを得で取り返すということを繰り返して
結果としてリターンを享受できているだけなんです。
「資産運用といえば投資信託がオススメ」
「このファンドは利益が出てるんです」
などなど、雰囲気や金融マンのセールストークに乗せられて
自分で商品の内容を理解できない場合は
どんなに良さそうに思えても契約は一旦保留にすべきです。
私の記事を読んで考えて欲しいのは
「自分は何のためにお金を貯めるのか」
そして
「そのお金を活用するためにできること」
この2つのことを考えたときに
定期預金以外の運用方法を検討したことがない方にとって
色んな選択肢を模索するきっかけになれば幸いです^^