さて、貯金目標が決まったら毎月の支出を調整をします。
「貯めたい」と口で言ってみても、支出が減らせなければ
結局今までと何ひとつとして変わりません。
だって、入ってくるお金は同じなんですから当然ですよね。
これはもう、お給料が出たらすぐ予算分けしちゃうに限ります。
「1ヵ月どのくらい使っているのかわからない」という方は
まず1ヵ月分のレシートを全部貯めて、支出を把握して下さい。
このときに年単位で必要になってくるお金については
金額の把握は必要ですが、毎月の支出には含まないで下さい。
(帰省費、冠婚葬祭費用、家電やスマホの買い替えなど)
電子マネーやレシートがないような場合でも
できるだけ金額が分かるようにメモをしておいてください。
使途不明金についてはなければないほど良いです。
それでは、生活コストについて考えてみたいと思います。
まず新入社員だった頃を思い出してほしいんですが
初任給、今思えばその安さにビックリされることでしょう(笑)
でも、年を経るごとに少しずつ昇給し手取りも増えてくると
今まで辛かった分、我慢してきた分・・・
小さな贅沢が当たり前の生活になってきてはいませんか?
以前は美容費や服飾費はプチプラで済ませてたけど
社会人にもなり上質な商品やサービスに触れる機会が増えた。
特別高いお店で飲み食いしてる訳じゃないのに
なんとなく付き合いも増えて、交際費や飲み代が嵩んでしまう。
ついつい忙しさを理由に自炊をせず外食や中食が多くなる。
収入が増えているはずなのに貯金が出来ないという方は
実はこの手のタイプに非常に多いのです。
特別贅沢はしてないのに、なぜか貯まらないというパターンです。
生活コストを見直すというのは
そうした贅沢になっている部分を一度リセットすることなのです。
会社の業績もず~~っと右肩上がりとは限らないですよね?
時には借金(住宅ローン等)も必要ですし
投資(ライフプラン)のためには自己資金(貯金)だって必要です。
月末に現金が不足して、その都度カード払いに頼るというような
自転車操業のようなやりくりが常態化している方は
いつ倒産(破産)したとしてもおかしくないのだと自覚しましょう。
収入が少なかったり、出費の嵩む時期だったりなどして
どうあっても貯金が難しい時というのは確かに存在します。
でも、最初から貯金は無理だと決め付けてしまわずに
どうしたら貯金体質になれるかをこの機会に考えてみて下さい。