みなさま、こんにちは。

 

私事ではございますが、本日長女が無事大学卒業を迎えます。

暖かで風もなく、本当に佳い日です。

 

成績優秀・授業態度良好・遅刻欠席皆無・長年に亘る地域活動貢献ということで4年連続奨学生に選んでいただき、お陰様で心配事なく勉学に励むことが出来ました。

 

ご時世で謝恩会も保護者の卒業式参列も無しになってしまい、門出の写真を撮ることが出来ず心残りですが、付属高からの7年間の思い出は胸の中に鮮明にありますので良しとしましょう。

 

我が子を一人の人間として社会に送り出す…

親と言っても私など未熟な存在ですので、これまでの育てがどうだったかを問われるのはこれから…と思っています。

そうは言いつつ、新しい生活を楽しみにしている気持ちは長女同様です。

これからは社会が、周りの大人が、人としての生き方を教えてくれることでしょう。

 

***

 

私は常々子ども達に「自分の好きなこと・今やりたいことをやってごらん」と言ってきました。

それは幼稚園児の習い事から遡ります。

 

長女が「(普通科高校でなく)音高・音大に通いたいけれど、将来は特に音楽の道に進むつもりはない」と言った時も、それは例外ではありませんでした。

 

「自分の人生なんだから、その時好きなことをとことんやればいい。

好きなこと・興味事は時々刻々と変わるものなんだから。

自分で決めたことなら後悔もないでしょ?」

 

納得行く迄とことんやる!自分が決めた道なんだから!

 

辛いことがあって途中で投げ出したくなっても、そのような気持ちがある限り、自分で決めた道をとことん追求する力が湧いてくると確信しているからです。

そしてやり切った時の達成感・成功体験を味わって欲しいのです。

 

自分の親とはいえ、人が決めた道を歩く人生だなんて…

そんなの私は嫌なので、自分の子どもにも押し付けないだけです

 

よく「進路をめぐって親子喧嘩になる」という話を身近に聞きます。

自分の好きなこと・興味があること・得意なことは何なのか…は、親ではなく本人が一番解っていることです。

 

大人としては自分の人生経験や我が子には苦労をさせたくない気持ちから「それでは食べていけない」だとか「そんな職業…」だとかあるかもしれません。

子どもには心に制限が掛かっていませんから、好きなことを仕事にすることが魅力的だと純粋に感じているのでしょう。

 

世の中は刻々と変わります。

本人のやり方次第では大儲けになる可能性もあります。

数年前までは無かった職業が人々のニーズで誕生し上手くいく…なんていうこともあります。

 

人生長いのですから、失敗したら再出発すればいいだけです。

そしてその時の苦労は心の糧となり、同じ状況に陥った人の助けとなるでしょう。

 

私の育ては世間一般の皆さんと意見が違いすぎて参考にならないかもしれません。

しかし23年間このように育てて参りまして、子ども達3人、それぞれ自分の頭で考え、自分の足で立つ生き方をしております。

 

不要な制限を掛けず、自分の可能性に掛ける生き方

失敗を恐れず「好きだからこそやれる!」という自己肯定感

 

誰にでもできそうだけど、なかなかできないことだと思っています。

私は子ども達を尊敬しています。