ハイサイ!

 

沖縄に来てあっという間に一年が経ちました。

 

メディアでは辺野古の埋め立ての問題が盛んに報道されてはいますが、キャスターやコメンテーターはどこか他人事のような気がするのは私だけでしょうか。

 

かく言う自分自身も沖縄に来るまでは、それこそ対岸の火事でした。

 

そんなナイチャーの自分にも穏やかな口調で琉球の歴史、人間と自然など色んなことを教えてくれるのが大嶺實清先生です。

 

 

世の中には単に年齢が上という先輩たちが沢山いますが、大嶺先生のように知性、謙虚さ、優しさ、ユーモアをもつ人はあまりいません。

 

薩摩藩の侵攻、戦争、そして基地問題。旅行では聞くとこができないウチナーンチュの本音。

 

大嶺先生の話を聞くと単に右だの左だのという単純なくくりでは語れないと感じます。

 

そんなわけで、一瞬にして大嶺先生の大ファンになってしまいました。

 

先生の作品からは明らかに他とは違うオーラとエネルギーが感じられます。

 

シンプルであり、複雑であり、大らかであり、厳しくもあり、楽しくもあり、悲しみも込められている。

 

お話を聞いていると作品にそんなメッセージが込められているのではと推測します。

 

そんな大嶺先生のシーサーをクリニックにぜひ置きたいと密かに思っていました。

 

そのチャンスはやちむんの里で行われる年に一度の「読谷山焼陶器市」。

 

陶器市の初日は平日だったのですが、自宅からやちむんの里までは車で3分ということもあり足を運んでみると、、、

 

人、人、人!

 

県外からの業者さんや観光客がこの日ばかりはここをめがけて詰めかけます。

 

ま〜買えるわけないと最初から諦めていたので、ゆっくり目に家を出たので仕方がありません。

 

しかし、多くの方がお目当の器やお皿に殺到するなか、そのシーサーは穏やかな朝日を浴びて、まるで物欲にまみれた人間をみて笑っているかのように静かに鎮座していました。

 

 

そしてその中の黒いシーサーがこっちを見ている!

 

正直、決して安いものではありません。

 

いくら欲しいとはいえそれなりの覚悟がいる値段です。

 

そんな気持ちを知ってか知らずか、近くにいたLiquidのMさんが「ここ迷うところじゃないでしょ」の一言!

 

その一言でハッとして、そこからは何の躊躇もありませんでした(Mさんありがとう!)。

 

だからと言って簡単に買えるものではないのですが、先生の奥様が気を利かせてくれて「名前を書いて貼っといたらいいよ」と言っていただきまさかの売約済み!

 

5年待っても買えないというこのシーサー。本当に奇跡的なタイミングで買わせていただくことができました。

 

黒いシーサーの横には大嶺先生のシグニチャーカラーでもあるペルシャンブルーのシーサーもあったのですが、東京から来た方が朝4時からそのシーサーの前で座り込みし、自分と同じく買うことができ二人で思わず握手して喜び合いました。

 

なんとその方は、東京でお店をオープンさせる友人にプレゼントするために購入されたということでした。

 

その友人は大嶺先生の大ファンだということで、サプライズでの喜びはすごいことになるでしょう。

 

この黒いシーサーは今となっては貴重な久米島の岩石でできているそうです。

 

角度や光によって黒になったり茶色になったりシルバーになったりと不思議です。

 

大嶺先生が命を削って作られたに違いないシーサー。

 

来年の5月完成予定のクリニックのエントランスに置かせていただく予定です。

 

ぜひ見に来てください!

 

 

念ずれば花開く。

 

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