みなさま大変ご無沙汰しております。2023年にオランダから帰国して以来、少しゆっくりするつもりが、2年以上も施術から距離を置いていたことに自分でもびっくりしています。

その間、サックスを始めたり、ダイエットや生活習慣を見直したり、お酒をやめたり、近々ではサーフィンと共にSUPを始めるなどして、自分なりに心身ともにとてもいい状態で生きてるなあと実感しています。

ただ、施術を行うことには色々と思うところがあり、まだ本格的にというよりは、自分のペースで少しずつ再開していければと考えています。

そもそも施術を長期間お休みすることになったのは、自分自身が満足がいく施術を提供できないというのが1番の理由でした。というよりは、満足いく施術を提供できなければやれないという私の心の問題なのですが、、

もちろん、できることは色々とあります。しかし、結局は施術効果そのものは一過性にとどまり、やってることは対処療法と大差がないという無力感でした。

そんな中、自分自身が50歳をすぎた頃から色々な箇所に不調を感じるようになり、真剣に自分の心と体に向き合わなければならないというタイミングが訪れました。

そして、ひと段落ついたところで「自分を癒すのは、自分だけである」という気付きを身を持って体験することができました。

オステオパシーの哲学は「不調の原因を見つけて元の正しい位置に戻し、最後の仕上げは体に任せること」です。しかし、いつの間にか自分が治療しなければというエゴが前面に出てしまうようになってしまい、オステオパスとしての基本から外れてしまっていました。

特に、クラニアルオステオパシーではそのエゴが、施術そのものを台無しにしてしまうことがあります。ですから、いかに人間の体を信頼して余計なことをせずに最後の仕上げを託せるかがとても重要になってきます。

また、結局はその施術を受けた本人が、自分自身の心と体に向き合わない限り、施術自体はそれほど意味を持ちません。この事実を「施術する側」と共に「施術を受ける側」も理解しない限りなかなか先へは進めません。

 

あなたを癒すのは、あなたしかいません。

読谷ホリスティックスが目指すのは、単なる症状の緩和ではなく、「自分の身体と向き合い、自ら癒す力を取り戻す」こと。私たちの施術は、患者自身が自分の身体の状態や生活習慣に気づき、そこに責任を持ち、よりよいライフスタイルへと変化していくための“きっかけ”となることを目的としています。

すなわち、ここは「治してもらう場所」ではなく、“自らの回復に主体的に関わる”ための学びと再生の場。

これらのフレーズと共にクリニックのホームページも一新し、私自身も先に進むことにしました。本当に少しずつですが、またオステオパシーをスタートしていきます。クリニックでお会いできるのを楽しみにしております!