私は、本を読んでいて
「この部分を読むために この本に出会った」
という事がよくあります。
なんだかその部分がキラっとしています。
そこを読んで、これまでずっと疑問に思っていたことが解けたり、ものすごく救われたりします。

今回も、今まで疑問に思っていたことが分かりました。

☆風水でつくられた日本列島の秘密  田口真堂 著
『蔡温はこのような風水による国づくりをおこなったが、村の土地制度改革、河川工事、林業政策などにも風水を駆使して尽力した。
土地改革では、それまで農民が自由に農地を開拓して移動していたのを、許可なく移動できない制度を導入した。』

蔡温とは、沖縄が琉球といわれた頃の風水師で、琉球王国の首里城や王家の墓など首里の都を風水で判断した風水師です。
蔡温の地位は国師にまで昇り、国王にも政治的な指導をするまでになったようです。

私は以前、農業について調べた時、普通の土地の貸し借りよりややこしそうだなと思ったのを覚えています。
それは、利権が絡んでいるのかと思っていましたが、もしかしたら、昔昔は、琉球王国だけでなく、日本の他の地域も風水で農地が決められていたのかもしれません。
ただの利権かもしれませんけれど 笑


昔々から伝わる習慣について、2パターンあると思います。

1、ある目的のためこれからも続けた方がよいもの
2、今では状況が変わり、やめてもよいもの

2の例としては、以前書きましたオーブンとミートパイ(だったような、うろ覚えですみません。)の話です。
奥さんが、いつもミートパイをオーブンで焼く時、端を切り落として、オーブンに入れます。
不思議に思って、旦那さんが理由を聞くと、
「母がいつも、そうしていたから」
奥さんのお母さんに聞くと、笑いながら
「昔のオーブンは小さくて、端を切り落とさなかったら入らなかったから」
と言ったというお話。


だからこそ、『仕事術』のように、「何のために」「何の目的か」を仕事以外でも、何か行う時は伝えていく必要があるのかなと思います。
状況が変わってもうその作業が不要になっても、目的が分からないと、ずっと続けることになるからです。


幻の桜さんのブログや 姉妹ブログ「おひるねごろにゃんとう」を読んでいると、風水を駆使して、アメリカチーム、中国チームなどがエネルギーの取り合いをしている話がよく書かれています。
そういうエネルギーの取り合いとかでなくて、みんなが心地よく、自然と調和した暮らしをするために風水を活用してほしいなと思います。