アメリカのデフォルトの話がWEB上では話題になっています。
シナリオが既に用意されているとか、ネガティブ派とポジティブ派の各々のシナリオがあるとか言われています。
なんとなくポジティブな状況に移行する気がします。
もしアメリカはじめ世界のお金の価値が0になったら混乱はすると思いますが、これまでの貨幣制度から脱却し、人間らしい社会になるのではと私は思っています。移行期は下記のようなシステムも良いかもしれません。


★プレアデスからのスピリチュアルメッセージ 「もしもお金の社会がなくなったら・・・!」:http://blogs.dion.ne.jp/megumin/archives/11318428.htmlより
『こうなると政府は、一度今まで流通していたお金を一度白紙に戻して、一からお金を作り直すか、しばらくの間、戦後みたいに配給制度にするかして、一旦しのいで、それからデノミレーションとかやって、今のお金の単位を変更するとかするかもしれませんね。
それ以外にも「バーター制」などというものがあって、国民一人一人に期限付きのポイントを配布して、それを物との交換に使用するというものですが、1年とか期限を切っておけば、残しておいてもゼロになるだけなので、みんな期限が切れるまでに使い切ります。』


あとは長島龍人さんが言われている 「お金のいらない国」http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/indexokane.html

この「お金のいらない国」の考え方は環境問題やスピリチュアルに興味のある人には比較的受け入れやすい考え方だと思います。
それ以外の人にも受け入れやすい既存の資本主義や共産主義及びその経済学に対する代案を見つけました。


「進歩的活用理論(プラウト主義、プラウト主義経済)」というものです。
★ウィキくんより:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E6%AD%A9%E7%9A%84%E6%B4%BB%E7%94%A8%E7%90%86%E8%AB%96

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■インドの哲学者、社会改革者であったP.R.サーカーによって提唱された社会経済理論である。

■理論は経済学だけにとどまらず、人の個々の、そして集合的な存在の全体を含んでいる。物質的で、教育的で、社会的で、政治的で、精神的で、文化的で、スピリチュアルである。それは、これらの面のそれぞれが、釣り合いが取れて、健康な人間をサポートするために発展させられなければならないという考えを持っている。 同様に、プラウトは人、植物、および動物で分けられた自然な相互依存を評価する。 従って、それはその主要な価値を、ネオヒューマニズム、善を考慮する人生観、およびすべての生きた生き物の幸福と共有する。

<<プラウトの基本政策>>
◆中央集権でなく分権経済

◆均衡経済
 (需要と供給のバランスのとれた経済を目指すということで、産業別の人口構成をバランスのとれた適切な割合するということや、赤字や黒字にかたよらないバランスのとれた国の財政や貿易などを目指し、それによって分散多様化された経済を目指すということである。
‐略‐だから、結局は第一次産業、第三次産業といった産業とがうまくミックスした均衡のとれた分散多様化した経済が一番、賃金(国民所得)の上昇をもたらすのだとバトラはいう。)

◆最低限の生活必需品と最大限の快適性の保障
(地域の政府が100%の雇用を保証していて、現実的に、各基本的な必需品の提案された最小限の量の購入のために十分な資金を提供した最低賃金によって、これに伴っていたならば、誰もが、それらの基本的な必需品を購入することができる。 人々を生産的な雇用に置くことによって、プラウトは人々の自信とやる気を起こさせる事を目指している。
プラウトは、本当に働くことができない人々に分配されるための福祉小切手を考慮する。地域の政府は、適用可能なそれらの正確な資格を、福祉小切手を受け取ると決定することについて責任がある。)

◆合理的配分
(国民総所得を分割する際、誰でも自由に好きなだけ持てる者は持てるだけ持てるという貧富の差の拡大を野放しにするような不平等な分配や、それとは反対の、勤勉かどうかにかかわらずみんな均一に平等に分配するといった完全な平等(悪平等)分配とは違い、一人一人が最低限必要な衣・食・住・教育・医療を十分まかなえるだけの所得が分配されるべきである、という考え方で、政府はこのレベルの維持に必要な所得額をしっかり計算し、その根拠に基づいて法定最低賃金を設定すべきであるとしている。(必要性に基づいた分配) そして、勤労者の労働力の価値や質や努力の高低に応じた報酬額の変化という意味での賃金の差の存在はむしろ好ましい。)

◆バブル金融投機経済化の防止
(プラウトは、このような金融投機経済の拡大膨張を否定する。それは、まっとうな労働による報酬としての賃金の減少とそれを供給する実体経済を縮小させ、賃金として供給されるべき富の一部が投機の資本として利用され、投機によって儲けた道徳性の無い富が拡大し、それに関わる資本家だけが裕福となって激しい貧富の差を生み、労働者が報われない道徳性の無い経済社会であるからである。)

◆貿易
(バトラは自由貿易には様々な問題点があると指摘している。
「まず、自由貿易推進派は、自由貿易を推進する理由として「比較優位性」を挙げるが、その主張は、全ての国は最も生産性が高い産業に特化し、他の製品は輸入すべきであるという考え方で、それによって世界各国はその生産性を高め、自由貿易の恩恵を享受するというものである。(例えば、日本やドイツなどは製造業に特化し、オーストラリアやカナダなどは農業・鉱業・漁業の第一次産業に特化している状況など)
しかし、この理論には産業間に賃金格差が無いことを仮定しているので、その仮定の上では、自由貿易によって輸入部門に失業が発生しても、労働者は輸出部門に就業できることになる。 ところが、実際は産業間に賃金格差があるので、もし好況産業より不況産業の賃金が高いということになれば、その国には高賃金産業が低賃金産業に取って代わられるという問題が起きる。(これは現実に北米・オーストラリア・英国に起きている問題))

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皆さんが興味の持てるであろうところをピックアップしただけなので、詳しいことはウィキくんを全部読んでみて下さい。
実際、よく言われている資本主義の弊害を旨く転換したものだと思います。
私はこの理論を見つけた時、「これこれ!」と思いました。
共感するところが多々あります。

上記は難しいので簡単に私のいいなあと思う社会をまとめると
 ・自然を第一に考えた社会
 ・人間は自然を支配するものでなく、あくまでも自然の一部という考えの社会
 ・誰もが自分の得意とすること・わくわくすることを仕事にする社会
 ・誰もが毎日わくわくした気持ちで過ごす社会-世界中の人がです。
 ・(おまけ)仕事は週3か4。あとは趣味に勤しむ。趣味が仕事ならそれはそれで良いと思います。→これは自由に誰もが仕事や遊びの時間配分を決めれたらいいですね。


「進歩的活用理論」も「お金のいらない国」も私の考え方も資本主義より人間らしい生活だと思います。