本日2/2個目の記事です。
本好きとしては、世の中の名著はこの人生で多く読みたいと思ってます。
人間力を高めるという「致知」という雑誌のメルマガではよく素晴らしい本が紹介されていますので、おいおい読んでいこうと思っています。
この「致知」というのは本当に素晴らしい雑誌だと思います。
世界で言われる日本人(ルーツ・民族はどうであれ、日本の環境で育ったという意味で使っています。)の良さが分かる雑誌です。メルマガも出されていますので、是非ご一読下さい。

★致知 : http://www.chichi.co.jp/


さて名著と言われる本の中に、「論語」「老子」「荘子」などがあります。
一度それらを読もうと思い、本屋に行きましたが、難しすぎました。そんな中 「心をほぐす 老子・荘子の教え」という本を見つけました。
「老子」などが初心者の私でも読みやすかったので購入しました。
「老子・荘子」に関わる本音トークのような本だったので、笑いながら読みました。会社の中や現実社会に応用できる中身でした。
下記、引用です。

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■強者や支配者の立場に立っていたのが「老子」という古典に他なりません。言葉を変えれば、強者や権力者が、どうすればその強さや権力を維持できるのか、を考えていたのが「老子」だったのです。
一方、強さも権力もない者の生きる術として「道」を活用していたのが、「荘子」や「列子」といった古典でした。さらに、両者を兼ね備えた、今でいえば中間管理職のような立場にあったのが 「淮南子」という古典でありました。
こうした捉え方、特に「老子」が強者の思想であるという観点は、先ほどあげた「脱世間」といった従来のイメージと大きく異なり、意外に感じる人も多いと思います。

■「荘子」や「列子」は、「評価」や「善悪」などは本質的な問題ではないから、とらわれるな、という単純明快な主張を繰り広げます。一般庶民の立場を代弁しているので、「そんなの、ナンボのもんじゃい」「結構毛だらけ猫灰だらけ」と寅さんのように叫ぶのは、ある種当たり前という事情もありました。
一方、「老子」にとってみれば、実はそんな社会的に評価の高い人間が、いかに地位を守るかを考えているわけですから、「評価」など知らないように振舞いつつ、「評価」を維持する、という高等技術を駆使しようと考えます。

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この本には、教科書などにも書かれている有名な老子、荘子、列子などの言葉とその解説が書かれています。その説明は教科書的な優等生の説明ではありません。だから、私はこの本を面白いと思ったのですが、賛否両論あると思いますので、興味のある方は本書を読んでみて下さい。