最初の人生のどん底 | 山納銀之輔〜俺がお金を捨てたわけ

山納銀之輔〜俺がお金を捨てたわけ

自然界に寄り添って生きろ!
全てを失くしても大丈夫。世界は大きい!

会社を解散した途端。

今まで親切にしてくれてた人たちがいきなり冷たくなった。


周りにいたほとんどの人が、その時いなくなった。

そして、奥さんが子供を3人連れて出て行った。

「今までずっと苦労ばかりしていたけど、それはいつかの未来に見える安定した暮らしを夢見てたから。

でも会社を解散して村づくり⁈

ただでさえ土日も休みなく、朝早くから夜遅くまで頑張って来たのに、突然それを手放して村づくり⁈

頭おかしいんじゃないの?」

まあそうなるよな。

とても気立てが良くて美人で働き者のよく出来た奥さんだった。でも可愛い子供たちを連れて出て行った。


ひとりぼっちになった。


仲良いと思ってた人たちが全員冷たくなって、

それがあまりにも悲しくて、

俺の心はズタズタになっちゃった。


6400万持ち逃げされた時とは比べものにならないほど、孤独だった。

 

この時が俺の最初の人生のどん底。

 

金がないとか、でかい借金があるとかよりも、一番つらかったのが、ひとりぼっちになったこと。


それまでは借金があっても、まだちやほやされてて周りには人がいっぱいいた。


でも、解散した瞬間から誰ひとり、俺を応援してくれる人がいなくなった。


俺に話しかけてくれる人もいないし、

優しくしてくれる人もいない。


周りに誰もいないんだ…。

 

つづく。