今日は自転車屋トレラバのメンバーと足尾の松木沢でトレールランニングの練習会。
もちろん行きと帰りの往復は自転車利用。
片道75km。往復にすると150kmのロングライドコース。
往きはナント!粕尾峠1101mを超えていかなければならない超ハードなコースです。
ここのところ仕事が忙しく自転車には2ケ月ほど全く乗れてないので心配は尽きない。
峠は登れるか不安をいだきながらスタート地点の足利市を出発する。
まずは足利から栃木へと走るがダンプの往来が激しく気が抜けない。
栃木市からいよいよ粟野町へ入る。ここからいよいよ粕尾峠の登りが始まるのである。
緩やかで幅の広い道は、快調にペダルを踏むことができる。
台風の影響を思わせる不気味な雲が空を覆う。
このあたいから雨がポツポツを落ち始める。
揺るやな道は序盤までで、中盤からいよいよ傾斜がきつくなる。
先頭を行くリーダーのエネさんに離されないよう必死についていくがこの2ケ月のブランクは大きい。
心拍数はあっという間に危険ゾーンに突入する。
それに気温も湿度もメチャクチャ高い。全身から汗が湧き出す。
足が回らない。
「エネさん 休みません?」
オイラの自転車人生で初めて泣きがはいってしまった。情けない。
終盤のつづら折れの峠道に入る前の山の神で休憩。峠の途中での休憩などは考えられない。
山の神自販機でコーラーを飲み体を休ませ、いよいよ最後の峠道にチャレンジ。
終盤は走りだすと意外に走りやすいゾ。
粕尾峠にはあっさり到着。雨がどしゃぶりになってきた。
峠でひと休みし足尾へ下る。
カッパがないので全身ずぶ濡れ状態。ちょっと寒いかも。
足尾に到着して松木沢入口の間藤駅前で食堂を探す。
がっ!町が寂れていて食堂など全くな~い!!
ヤバイ!腹が減ってはトレランは出来ない。
背に腹は変えられず駅前の川田商店に飛び込み、お湯をもらって全員でカップメンを食べて一息。
ここのオバちゃんとオジちゃんが優しくて店の前に親切にも特設の食事場所を提供してくれました。
これにはメンバー全員感激。
いつもコンビニばかりでは味も素っ気もない。
たまにはこういうお店で地元のひととコミニュケーションとらないといけないですね~
それにしてもこういうローカルなお店がどんどん消滅しているの淋しい限りである。
満腹となった我々はさらに上流の松木沢を目指す。
途中足尾鉱山の廃墟となった建物が往時をしのばせる。
間藤から上流に登ること約10分。
道路の終点でバイクからおりて、いよいよ松木沢上流へとトレランスタート。
松木沢の上流は皇海山がある。
道は98年の台風でだいぶ荒れていて、かなり大規模な崩落がいたることにみることができる。
ここに登山者が入るのは危険かもしれない。多分廃道になる運命なのであろう。
走り出しまもなくなんと!リーダーのエネさんの靴底があっけなく剥がれてしまうハプニングにみまわれる。
聞くところによると5年前に買った靴で、今日箱から出して初おろしだというではないか。。。。
5年では剥がれても無理はないですね。幸いオイラもっていた安全ピンで応急処置を施しトレランを継続。
約70分ほど経過したところで折り返しバイクに戻る。
トレランを終えてバイクに戻ったのは15:30。充実したトレランを楽しむことができた。
足尾の松木沢を離れたのは15:45。早くしないと日が暮れてしまう。
なにせここから75kmもまだ走らなければならないのだ。
幸い122号線はとても快適な下り道。ときおり緩い登り返しがあるがそれくらいはご愛嬌。
桐生までは豪快に飛ばし、桐生から渡良瀬川自転車道を走り日没間近の足利市内に滑り込む。
がっ!!ここでまたまたエネさんにハプニング。
ゴール目前にしてパンク。
足利には19:00丁度到着!! スタートして丁度12時間。
久々にいい汗を流すことができました。
思ったより疲労もそれほど感じさせず無事トレーニングを完了しました。
最後に今人気のノンアルコールビールでカンパ~イ!!
ん~~うまい!!! なんて健全なスポーツなのだろう!
エネさん、ラムさん、足尾から突然歯医者に行くと75kmの道のりを帰ったマッチョさん お疲れさまでした。
明日は4時に起きて、家族サービスで山形キャンプへ行かなければならない。
準備もなにもしていない。とりあえず早めに寝よう。
久々にお尻が痛いです。おやすみなさい。