あ~寒かった!! ほんと寒かった!!


昨日の「ブルベ0403宇都宮300KM~勿来関」は滅茶苦茶寒かったぞ~

ホントに楽しくない「つらいつらいブルベ」だった。



四十路♂のアスリート生活

ブリーフィングを受ける参加者。地獄の始まりだと誰も知るものはいない。



108kmPC2のある大子町までは5両編成の特急列車に乗って順調に走る。とても快調だった。

1時間前にスタートした7時発の先行者を気持ちよく追い抜く。


ところがPC3手前の峠で、まさかの後輪のパンク。

それも雨から雪に変わりつつあるとても寒いな~んにもない山の中で。。。。


地元らしいトラックのおじさんが、助け船を出してくれるが、ブルベのことを話したら呆れて去っていった。

暖かい親切心に感謝!感謝v(^-^)v


かじかんだ手でなんとかチューブを交換し、走り出すと今度は前輪の空気がゆるい。

スペアチューブはもうない。

スローパンク気味なので空気をいれれば走れなくもない。

慎重に走り近くの集落センターの軒下でパンク修理をするが、パッチがうまくくっつかず、とりあえず空気を補充しPC3へ向かう。


身体が完全に冷え切っている。

予報では雨は予想してなかったし、ましてや雪など。。。だから雨具もブーツカバーもなにもない。


スタートから173km折り返し地点の勿来駅隣のコンビニのPC3で暖かいものを食べるが、冷え切った身体を回復するにはいたらない。

この濡れたウェアで、水呑場の標高800Mの峠を越える自信はとてもない。凍死するぞ~(ノ_・。)


さっきのパンクとこの寒さでDNFを考えたが、それこそ勿来から家に帰る手段もない。

それとも暖かい民宿で1泊するか。。。ここは魚も美味いし。

誘惑はつきない。




ちょうど1KM先に「勿来の湯」があった。

入湯料2000円と無茶苦茶高かったが背に腹は変えられず温泉に飛び込む。


浴槽にしばらく浸かるも全然身体が温まらない。それほど冷え切っていた。

ウェアはドライアーで乾かすが、乾かすまでに至らない。とりあえず半乾かしの状態で着込みあとは着て乾かすことにする。


お風呂から出て味噌ラーメンを食べて芯から身体が温まったらモチベーションも回復。

宇都宮までの後半戦をなんとか頑張れそうだ。


しかし走り出そうとすると前輪の空気がかなり緩いのに気が着く。空気を入れたらなんとチューブが口金のところで突然破裂! またまたDNFか。。


四十路♂のアスリート生活

ここの味噌ラーメンで復活を果たす



しかし時間はまだある。幸い前半戦でかなりタイムを稼いでいる。

気をとりなおしてパンク修理開始、不完全ながらパッチで穴をふさぐ。でもなんかかなりヤバそう~

これで山越えか~(;^_^A  でも「パンクしたらしたでそのとき考えればいいや~」的な考えて峠を目指す。

しばらく走るがどうにか走れそうだ。


PC3まで戻りコースに復帰、まだまだPC3には参加者いる。

ちょっと心に余裕。


いよいよ最難関の水呑場800Mの峠を目指す。標高0から800Mの登りだ。

登りはツライが、今日だけはありがたい。なぜなら身体が温まるから。


真っ暗な誰もいない峠をやっと登り終えると今度は、必然的に下らなければならない。

これがホントにツラかった!!


寒いのなんの。マイナス状態の冷風を全身に受けてここを800Mを下らなければならない。

ガーミンの高度計を何度も確認するが全然標高が下がらない。

つらいつらいホントに寒い下りだった。


221kmPC4「道の駅はなわ」には21:30に到着。

読まない新聞を買って胸の中に入れたら幾分寒さが和らいできた。

心配な前輪の空気圧はちょっと緩い。空気を入れる。


その後226kmPC5那珂川町馬頭のセブンイレブンでカイロを購入。それをお腹にいれてゴールを目指す。


ゴール宇都宮森林公園には、未明の2時35分に到着。


完走の余韻に浸ることなく、車のエンジンを回し、暖房全開。家に帰る。

家に近づく頃突然睡魔が襲ってきたのでマクドナルドでビックマックとフィレオフィッシュを買って眠気を飛ばす。

家につくと明け方4:00。さすがに今日は1日中でいえでゴロゴロ。



今回のコースは延々と登り下りがつづくとても厳しい山岳ブルベだった。

ある参加者が愛鷹ブルベよりずーとキツ イといっていたのが印象的だった。


それにしてもとてもとても寒い寒いブルベでした。今回の印象はこれだけです。

坂がキツイの緩いのなんてあの寒さに較べたらどうでもよかったデス。



今回の教訓:「春のブルベ、雨具(カッパ、グローブ、ブーツカバー)は忘れるべからず」