今回はミミナグサとオランダミミナグサの見分け方です。
ミミナグサは在来種、オランダミミナグサはヨーロッパ原産の外来種です。
オランダミミナグサ
花弁の先が浅く2裂します。
オランダミミナグサは花柄ががく片より短いのが特徴で、淡緑色になります。
オランダミミナグサの茎は上部では淡緑色で、下部では一部暗紫色を帯びます。葉に葉柄がありません。
ミミナグサ
ミミナグサは花弁の先が前種同様、花弁の先が浅く2裂します。
花柄ががく片より短いのが、オランダミミナグサと見分ける決め手で、暗紫色を帯びます。
茎も全体的に暗紫色の印象があります。
葉はオランダミミナグサ同様葉柄がありません。
葉の形がネズミの耳に似ているから耳名草になったといわれています。
この在来のミミナグサはかつては畑の雑草でしたが、都市化につれて外来のオランダミミナグサにおされてか、めっきり見られなくなってしまいました。都市近郊で見られるのはほとんどすべてオランダミミナグサで占めています。みなさんの住む町では在来のミミナグサは見られますか?