J'aime Paris @ 青山ブノワ | In My Kitchen~東京・広尾のパン教室”ラ・ナチュール”の徒然~

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東京、広尾でパンと頑張りすぎないおもてなしお料理の教室”la nature(ラ・ナチュール)”を主宰している
小笠原由貴のブログです。
レッスンの事はもちろん、日々の生活、美味しいもの、欲しいもの、機能美を追求した便利な道具のこと…
徒然いろいろと発信していきます。


先週の金曜日、青山のブノワ東京で開催されたチーズイベントに参加してきました。
"J'aime Paris"と題されたイベントの一環で、アラン・デュカスお気に入りのパリのお店から人を招き、お話を聞きながらランチをするというものです。

今回は、パリの有名フロマジュリー、“マリー・アンヌ・カンタン”から、パトリシア・ブエル氏を招いて行われました。



飲み物は、シャンパーニュのハイパー・エイドシックとワイン付きです




まずはアミューズのグージェールをいただきつつ、レクチャーのスタート





前菜は「サンネクテールのクロメスキー」。
コロッケみたいに仕上げてありますが、、、




ナイフを入れると、とろけたサンネクテールがとろ~り

通常、サンネクテールに火を入れて食べる事は無いそうですが、とろけたチーズというのは、本当に美味しい~





そして、「ロックフォール、乾燥させた赤城牛、胡桃、アンディーヴのサラダ」

定番の組み合わせ、ロックフォールと胡桃とアンディーヴをシンプルに合わせたものですが、このロックフォールがとても美味しい

私のニガテなロックフォール独特の風味は適度にマイルド。
そして生地がバターの様になめらかで濃厚
ものすご~く美味

なんでも、マリー・アンヌ・カンタンオリジナルで作っているものだそう




メインは、「豚ロース肉とブリ・ド・モーのオルロフ風、ポレンタ添え」

この豚肉がとぉ~ってもしっとり柔らかで美味しい
溶けたモーとの相性も抜群で、ポレンタも美味~




そうそう、パンは、ブノワで焼いているこちらのカンパーニュ。
重すぎず軽すぎず、クラストも軽くて食べやすく、食事パンとしてのバランスはさすがで、とても美味しい





そして本日の主役、チーズプラトー

チーズは手前から時計回りで、"Saint-Antoine"、モルビエ、カマンベール・ド・ノルマンディー、サントモール・ド・トゥーレーヌ、Tonneau。



Saint-Antoineは、マリー・アンヌ・カンタンのスペシャリテのトリプルクリームチーズ。
Tonneauは、「樽」という意味の、文字通り樽形のチーズ。
実はAOCチーズのシャロレと同じものだそうですが、ちょっと製法か製造場所が違うかで、シャロレを名乗れないらしく、カンタンオリジナルで名前を付けたそうです。
これがこっくりと濃厚で本当に美味
山羊独特の獣臭もほとんどありません

どのチーズも本当に状態が良くて、びっくりするような美味しさです




そして、コチラが今回のチーズたち
食べていないものも数種含まれますが、こんなワゴン、見ただけでテンション上がります~


チーズは、Le Mervent、ロックフォール、Tonneau、コンテ、ブリ・ド・モー、Saint-Antoine、カマンベール、モルビエです



チーズの美味しさ、バラエティーの豊かさ、奥深さを改めて感じた今回のイベント。
やっぱりチーズって素晴らしい

とても充実したシアワセな時間でした