園子温 監督作品
 
奇妙なサーカス
 
 
宮崎ますみ
 
いしだ壱成、桑名里瑛、高橋真唯、不二子、マダム・レジーヌ
 
マメ山田、本田一麻、田口トモロヲ、大口広司
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「自殺サークル」同様、めちゃくちゃ観たかった園作品。
エロの要素が強いエログロ。
ただただストーリーに引き込まれました。
ラストに近づくと追い上げてくる
いしだ壱成さんの迫力が凄かった。
「どっちが夢ですかね!」の時ゾクッとしました。
こんな映画、園監督しか撮れないんじゃないかなぁ。
主題の、あの音楽も耳に残ります。
あっ、園監督の作品には大体「美津子」ってゆう名前の
登場人物がよく出てきてて、気になってたんだけど
前に、園監督の本ちらっと見たら
初恋の人の名前って書いててスッキリ!(・v・)
 
 
 
 
 
 
妖しい雰囲気のお店。目が二つ。ギロチン台。
 
両親の夜の生活を見てしまう娘の美津子。ロウソクを灯す教室。
 
「お父さんは男だ、美津子は誰だ?男か?女か?」
 
父と関係を持つ美津子(12歳)。
 
学校の中が真っ赤に染まっている。
 
チェロのケースに入れられて、両親の行為を見せつけられる美津子。
 
父と娘の関係を知った母の小百合。娘と母を交互に抱く父。
 
「私は母であり、母は私」
「私は父とのセックスを気持ちよく思うようになった
なぜなら私は母だから」
 
母のイヤリング、ネックレスを父に付けてもらう美津子。
 
それを見て怒り殴る小百合。
 
父がいない時、嫉妬から美津子を殺そうとする小百合。
(「ヒミズ」の黒沢あすかさんを思い出しました。)
 
もみくちゃになって階段から小百合を突き落としてしまう美津子。
 
「ごめんね」と言って死んでいく小百合。
 
35歳の小学六年生。手術、血、血、血。
 
「ヘルタースケルター」みたいな雰囲気のサーカス。
(言うまでもなくこっちの方が先ですが)
 
車イス。作家の三ツ沢妙子。上等な肉。散歩する妙子と雄二。
 
本当は歩ける妙子。シスターの格好したキャバクラ。
 
精神がおかしくなる美津子。色んな女と関係を持つ父。
 
「おしっこ!」太ももにナイフを突き刺す美津子。離人症。
 
身体改造する人達の集まり(リスカ、身体中の傷、スプリットタン等)
 
床に溢れたミルクを舐める美津子。
 
母の無くしたイヤリングを女に食べられる。
 
父に犯された女は手と足を切り落とされてダルマ女になる。
 
チェロのケースに話しかけながらご飯をあげる妙子。
 
いしだ壱成さん、上手いなぁ。感心(゜o゜)。
 
少女時代に犯されていた寝室に連れてこられる妙子。
 
ベッドには手足を斬られた父が鎖に繋がれている。
 
雄二は、美津子だった。そして、妙子は小百合。
 
階段から突き落とされたのは母の小百合じゃなくて美津子だった。
 
美津子は里親に預けられた。
 
美津子のフリをして生きてきた小百合(妙子)。
 
色んな女と関係を持った父に嫉妬した小百合は
父を階段から突き落とし、下半身付随で車イスにして
チェロのケースに閉じ込める。
 
父を蹴りまくる美津子(いしだ壱成)。夢から醒める妙子。
 
普通の喋りをする雄二。「どっちが夢ですかね♪」。
 
最初のギロチンのシーンに戻る。ギロチン台で首を斬られる小百合。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マメ山田、サーカスの人。
 
桑名里瑛、美津子。小百合と剛三の娘。
この子、よく引き受けたなぁと思います。
子供だから過激なシーンはないけどさ…
 
宮崎ますみ、小百合、妙子。母。凄かったなぁ。さすが主演!
 
大口広司、剛三。父。美津子の通う小学校の校長。
こちらも凄かった!怖かったよぉ。迫力あるよ。
これが初見だから、これから何見ても真っ先に
この役を思い出してしまうな…
でも、もう亡くなってるんだけどね(´^`)
 
いしだ壱成、雄二。編集部の人。
美津子に気に入られてロボちゃんって呼ばれる。
「聖者の行進」の永遠みたいな動きと喋り方。
 
田口トモロヲ、美津子に気に入られなかった編集長。
トモロヲさん、好きだなぁ。味がある。
 
高橋真唯、女子高生時代の美津子。精神崩壊。
 
本田一麻、司会。顔に×印の傷がある。
「ユダ」で初めて見て、いいなーと思った俳優さん。
だけど、あんまり出演作ないんだよね…、いいと思うけどな…
 
不二子、剛三の女?可愛いのに、イヤ~な感じがハマッてました。
最近見た「ビジターQ」で、好きになりました!