そもそも 発達障害なんて ない

と わたしは思う

 

障害となっている要因は 外側に在るのだ

 

その子ではなく その子の外側に 在る。

 

わたしは トルコギキョウという

切り花の中でも栽培が難しい部類の花を

生産農家として栽培していた。

 

トルコギキョウを代表とするキンポウゲ科には

様々な品目がある

 

トルコギキョウ

キキョウ

シャクヤク

クリスマスローズ

クレマチス

オダマキ

フクジュソウ

デルフィニウム

などなど

 

パッと思いつく有名どころだけでも

これだけ出てくる。

 

栽培種だけではなく

野原や高山にもまだまだある。

 

一見 同じ科とは思えないほど

草姿や花型はバラエティーに富んでいて

本当に豊かである。

 

栽培種は固定種とF1種

そしてそのおおもとの原種がある。

 

同じトルコギキョウという品目といえども

花色 花型 葉形 葉の大きさ 枝張り など

特性によって適した栽培環境は異なる。

 

だから 気温も1℃ 2℃の単位で

肥料の量も 水分も 品種によってこまめに調整する。

 

それによって

その品種がもつポテンシャルを

最大限に引き出すのだが

 

引き出したいポテンシャルは

未知数であったりもする。

 

偶然と必然が重なってできた環境が

想像もしてなかった素晴らしい特性

ポテンシャルを引き出す場面も

何度も遭遇した。

 

それを考えると

人間の子どもは

何一つとしてまったく同じではない。

 

アブラムシはクローンで増える世代もあるが

人間はクローンではない。

 

固定種でも もちろんF1でもないのだ。

 

一束ひとからげで 

同じ枠組みで測れるはずはないのである。

 

要するに

枠を作る側の方に問題点 課題があるのだ。

 

 

その7に続く→