5月の教室内容を企画しつつ、今度のテーマ「腸内フローラと便秘改善」について、打ってつけのデザートは杏仁豆腐
普段、杏仁豆腐は牛乳で作るのが一般的だが、今回は手作り豆乳でトライしてみた。
さっぱりした味わいの中、ほのかな大豆の香りが入って、とても美味しかった!
牛乳を入れていない分、ベジタリアンの中でも、ビーガンの方も堪能できる一品になる!
杏仁(きょうにん)はバラ科アンズの種。苦杏仁(北杏仁)と甜杏仁(南杏仁)に分かれて、前者は主に薬用として漢方方剤に入っていて、後者は主に食用として料理に応用されている。
性味は苦/微温で、小毒がある。神農本草経や名医別録などで「下品」として分類されている。多量に服用しないように、気をつける必要がある。
主な効能は止咳平喘と潤腸通便である。肺の気を下ろして、大腸を通ずる作用があるので、喘息、咳、痰、便秘などに効果的。
アンズは元々中国原産の落葉樹であり、平安時代に日本へ渡来して、薬用として栽培されてきた。
アンズの核を日陰で乾燥してから、割って中の種を取り出して更に天日干しすれば、生薬の杏仁になる。
因みに、医療関係者や機構によく「杏林」という褒め言葉が使われている。
これは中国古代に薫奉という名医が治療代の代わりにアンズの木を植えさせていたところ、数年後に茂る林になって沢山のアンズが得られるようになっとという伝説がある。
杏仁のことを少し理解すると、今度杏仁豆腐を食べる時、気持ちも変わって来るかしら