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4か月前にバレーボールで左膝を痛め痛くて日常生活に支障があるので病院で検査したところ骨に異常は無いが『膝半月板損傷』と診断されましたが、治療法が無く気になるようなら病院でのリハビリを勧められましたが、リハビリで改善するという保証が無いのでおこなっていないという女性

 

バレーボールで膝を痛めた時から痛みはずっと続いており何とか和らげたいという事で来院されました

 

 

現在どのような状態なのか歩いてもらいました

 

椅子から立ち上がる時にも左膝に体重が掛かると痛みがあり手で補助しないと立ち上がれません

 

歩行は左脚に乗ると痛くて左膝を曲げる事が出来なく、左脚は膝を曲げずに杖の様に使って歩かれています

 

階段の上り下りが大変だというので階段の上り下りも行ってもらいました

 

階段はもっと大変で手摺をしっかり持たないと危険な状態です

 

状態がかなり深刻です

 

今迄膝半月板損傷で来院された方にこれ程重症な方は居なかったのと、痛めている左脚に体重を掛けただけで痛みが出る方もいませんでした

 

私が初めて診る症状です

 

何がどうなって痛みが出ているのか?

 

全く分かりませんが単純に考えてみましょう

 

病院の診断は実際に検証した訳ではなくX線やMRIなどによる写真に基づいての判断なのですが、痛みの原因は本当に膝半月板の損傷によるもののように思えます

 

今迄過去に数多くの膝半月板損傷の施術を行って来て、誰一人例外なくその場で劇的な改善がみられましたが、今回だけは全く改善がみられない可能性も考えられます

 

痛みの原因が分からない状態で施術を行う事により逆に悪化して傷みが酷くなる事も考えられます

 

取り合えず施術台で仰臥位になってもらいましたが、仰臥位になる時にでも左膝の曲げ伸ばし時に痛みが発生してスムーズに行えません

 

痛みを感じるとカラダは瞬時に危険な事、或いは攻撃を受けていると判断し筋肉を収縮して防御しようとします

 

そして益々拘縮し悪化してしまいます

 

自然形体療法では先ず初めに体幹の歪みを調べてから歪みを取って行くというのが教科書的な基本施術なのですが、体を歪めて左膝の痛みをこらえている訳ですから歪みが左膝の痛みの原因ではありません

 

つまり体を歪めて痛みを軽減してバランスが取れている状態

 

無理に歪みを正してしまうと逆に左膝の負担が増えて痛みが増して悪化すると判断しました

 

更に痛みが続いている4ヶ月間は出来るだけ左膝に負担をかけないように左脚を使っていません

 

その結果左大腿が右大腿に比べて筋肉が衰えて明らかに細く、柔らかくなり弱っていました

 

今迄多く診て来た膝半月板損傷の場合は痛い膝の方の脚は硬く硬直していたのですが、全く逆でした

 

膝周辺は炎症(単に脳が痛みを炎症と勘違いしているかも知れません)を修復するために体液が集まっており、俗に“水が溜まっている”という状態

 

即ちその集まっている体液が筋肉の動きを阻害するので膝の痛みがより強くなります

 

現代医学では体液を抜く事により筋肉の動きを滑らかに改善して痛みを軽減しますが、これは単なる対処療法にしか過ぎません

 

痛みの原因を解決して軽減すれば必要のない体液は集まらなくなり膝はスムーズに動く筈

 

何を行えば良いのか思案する所ですが、膝を曲げた時や膝に体重が掛かった時に痛みが出ていますから、殆ど使われていないので細く柔らかい左脚の筋肉でも寄り膝を引っ張り押し付けて損傷している半月板に負担をかけていると判断してその負担を和らげるように怖々と施術を行いました

 

これはチョット賭けに出ました

 

痛みの原因が全く異なっているならばそれは逆に悪化して傷みが酷くなる事もあり得るからです

 

施術後実際に立ち上がって歩いて貰わないと結果は分かりませんが・・・?

 

 

施術後立ち上がり歩いて貰いました

 

するとどうでしょう?

 

逆に痛みが悪化して酷くなっていないのか心配でしたが・・・

 

一歩ずつ痛みを我慢しながら歩かれていたのに・・・

 

普通に歩ける

 

左脚に乗っても痛くない

 

現代医学では考えられない事が起きています

 

私の想像が的中!大当たりです

 

怖々と軽くおこなっただけですが、痛みに関しては劇的な改善です

 

それで少し安心出来たトコロで更に良くなる事を期待して施術を続けてみましょう

 

現代医学でもその場で改善不可能な膝半月板損傷が何処迄改善出来るのか?

 

次回のブログにご期待下さい

 

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