1月中旬(日にち忘れた💦)
久しぶりのドライブをした。
主人と2人で出かけるのは久しぶりだ。
大きな玄関、受付を、通ってセカンドオピニオンの先生にお会いするために向かった。
腹水と浮腫で足を重そうにしている主人と2人、肩を並べて、広い待合室のベンチに座る。
期待と不安が込み上げる… 何と言われるのだろう。
この時間も、あの砂時計の時間に含まれているのだ。
主人は黙ってその時間を待っていた。
そして、その時が来た。
『どうぞ。こちらへ』 看護師さんに案内された。
『初めまして。今回ご説明します、○○です。よろしくお願いします』
もう,たった1度の先生の名前は記憶がない。でも
若い,細身の綺麗な女医さんだった。
要約して記述することとする。
私たちの質問は、抗がん剤のほかに治療方針はないのか?、というところだった。
現在の治療方針、血液検査、CT画像、を全て拝見しました。
率直に申し上げて、新しい治療より、緩和ケア
を強くお勧めいたします。
これ以上の治療方法は正直厳しいですね…
頭の中にはこの解答は確かにあった。
改めて言われる時、それを認める許容がないことに気づく。
いや…それは…そうなんだろうけど…
あまりにも完結した答えで、何度も同じ答えが、この先生の口から、手を変え、品を変え出てくる…
主人が、何か質問をした…
内容はこの時何を話したのか全く記憶がない…
その答えだけはなぜか覚えている。
『それは、主治医に聞いてください』
まるでマニュアル通りの答え方に感じた。
別角度からもう1度聞いてもやはり、
『それは、主治医に聞いてください』
セカンドオピニオンの90分の時間が余ってしまった。
先生は,[何かもう同じ答えしか持ち合わせていないのでこれ以上は、もう何も答えは,ありません。〕そんな感じだった。
資料をトントンと整理して,畳みかけるように一言…
『ほかに,ご質問は?』
私たちは、お礼を言い、部屋を出た。
😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞😞
セカンドオピニオンは,治療方法がほかにある場合には答えられるが,ない場合はないと答える。
それ以外のことは何も答えられないのか…
治療方針は一切答えない つまり主治医には,口出ししない…
私たち夫婦は,何を求めてここに来たのだろう。
希望を求めていたはずなのに…
緩和って?
緩和はわかっている。 でも,もうそんな時期なのか…
緩和 余命を意識する いやいや,
いつそんな話を切り出す? 今の主人には言えない…
そんなことを頭の中で呟いていた。
緩和の時期は分かっていたはずだ。
ただ急性期病棟での入院のため、主治医はどうしても治療優先、血管内脱水だからといって、高カロリー輸液など投与していた。
もしも自分がほかに治療方がないのなら何をすべきなのか、知りたかったのかもしれない。
ジレンマだった。
もしかして…主治医はこれをセカンドオピニオンとして利用したのでは?
貴方はもう緩和ケアが必要なんですよ…
主人と私は、せっかくなのだからと、このがんセンターのカフェで、コーヒーとケーキを食べることにした…。コーヒー☕️好きな2人にとっては久しぶりのお茶だった。
主人がポツンといった。
『あの女医の先生、何度聞いても,同じ事の繰り返しやったな。』
悔しかったに違いない。
『うんそうやったね。』
そろそろ緩和のことを切り出す時期と、セカンドオピニオンの待合室で、私は緩和のことは主人には、こう伝えていた…
『緩和ってね、治療がもう終わってからするっていうものではなくて、治療が始まるその時から並行してあるもんなんやよ。 F先生もそれは話していたし。』
今の主人にそれを話したところで、意味があったのか、無意味なのか…
もうタイミングがバラバラだった…
珈琲とケーキを2人で食べながら、美味しいなぁと
うなずきあっていた。
そして帰路についた。
次回へ続く✨✨✨✨✨✨✨✨✨
がんサポートナース養成講座 1期生 山口真由美
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