今日は、ホリスティックというのは何か具体的に簡単に書いてみますが深くはふれません。イメージとしてこんなもんなのかと理解してもらえるように書いてみます。

 また、これは私の主観のホリスティックのイメージですし、間違いもあるかもしれません、沢山の臨床家の方も中にいらっしゃいますから補足やらご意見のある方はドンドン書き込んでくださいね。

まずもう一度ホリスティック医学とは?

 病気は何らかの働きかけによって、患者自身の自然治癒力が活発になり癒されるものであるという全体論的な考えに基づく医学思想で、治療に患者が積極的に参加し、医師は患者を支え援助するものであるとする。様々な治療法を総合的に組み合わせたり、いろいろな観点から患者全体を見ていこうとするやり方というのを書いたと思います。

 なら、具体的にはどうかというと「一般的な腰痛」の患者さんがこられた時を考えてみましょう?

 整形外科では、レントゲンを取って異常があるかを調べて、消炎剤や鎮痛剤の投与をしますよね。

 東洋医学的には、治療としたら、陽経では膀胱経、陰経では腎経ですね。そこで、病態を調べると一般的な腰痛は陰経の変調で主で、陽経は一般的には参考程度という原則から治療を組み立てていきますよね。

 カイロ的には、一般的にはナショナル系なら腰椎4、5に変位が多く、仙骨との関連を考えて転位やサブラクセイション(ズレ、不調)箇所を調べてモーション(動き)をみてアジャスト(矯正)を加えますよね。またパマー系ならXP線引きをしたりしますよね。

 またアプライドキネシオロジー(筋反射)から原因が何処にあるのかを調べ、腰椎4<5の変位は頚椎1<2補正作用かもしれませんので上部頚椎の治療をするかもしれませんね。

 食養的には、靱帯の緩みですから腎臓の小さなフルイが目つまりをおこすのは、陰性の食べ物が入ってきたからで、バランスよく陽性の食べ物を取っていれば、順調に機能するから、酸性の食べ物を、甘い物、果物、アルコールを控えるという食事指導なども考えられますね。

 栄養学的には、ビタミンB1欠乏。。。

 運動生理学で筋肉系で考えれば腹膜及び大腰筋の筋萎縮により、背部の筋緊張が高まり腰痛が出てくると考えれば、アレキサンダーテクニークやマッケンジー体操の指導などから不良姿勢の改善を促す治療計画を練るですよね。

 歯科的な神経学と構造医学で考えれば奥歯の噛み合わせや、食いしばり口腔内干渉により舌骨、後頭骨、咬合平面から頚椎2や顎関節が内耳の平行バランスを崩しているから。。。

 筋反射でみて。。。。

 アロマなら。。。

 気功なら。。。

 あと様々な事が考えられますが、ようは目の前の症状にはアプローチ法は何でもありますよね。すべて間違いではなく正しいですよね。

 ここで治療が終わったらせっかくの痛みがもったいないのですね。せっかくのサインを消してしまつたら痛みを無くす意味、痛みの価値がなくなってしまうのですね。

 どうします?

 そんなんで痛みを簡単にとってあげて、奇跡の~療法 ~セラピー~技法・・・・。腰痛が10年後の腎臓の病気の前ぶれだったり、癌のサインだったら。。

 ここから、なんでそうなったのかを考える事が大事だとおもうのですね。(一面だけの考えでいきますが)

何で、膀胱経が悪くなったの?
なんで腰椎4、5の骨がズレたの?
何で甘いものを食べたかったの?
何で大腰筋のバランスが筋緊張が崩れたの?
なんで舌骨がゆがんだの?
陰性の食生活をする環境は?
 今度は、様々な自分の知識を踏まえて問診していきますね。

筋肉は70%が水分だから、お水は飲んでいたのか?
ストレスの解消の為の糖分の摂取?
肘をついて、あぐらをかいての食事?
仕事で坐り仕事か?
環境は?
電磁波は?
片方噛みしかしてない。。。。
昔の捻挫による足底の歪みによる補正作用か?
腰痛は怒りのサインだから。。。
体重は?
 そしてこれらをもとに指導ですね。

甘い物やめては指導ですよね。
両方の歯で噛んでも指導ですね。
水を飲んでも指導ですね。
体操はこうしてね。。。。。
 そしてそれと共に相手に対しての観察や経過観察と管理と予防と提案ですね。

甘いもの食べたくなった理由を考えてあげましょう。
ストレスなら気持ちを理解して指導を考えていきましょう。
片方でしか噛めない理由があるなら歯科治療や口腔外科、補綴の可能性を考えていきましょう。
 首がズレました、ボキボキ、でも片側しか歯がないからまたズレるでは、またボキボキ、毎度ありでは、、、、。

 いつも腰が痛い、ならあなたは膀胱経がよくきくから鍼を打ちましょう。また、悪くなったのですか?駄目ですね~では、また来週、、、。

 これも大事なものなので否定はしませんし全てか患者選択な上に成り立っていますから何でもありだと思います。

 ただホリスティック的に考えた時、また私たちの目的であり、会の趣旨である医療費の削減、ベストな治療を世界中な人がうけれるようにという目標にたった時・・・・?ですね。

 アメリカのホリスティック試験の基礎三科目

身体面(環境医学、実践医学、栄養医学)
精神面(心理医学、精神神経免疫学、リラクゼーション及び自律訓練法)
霊性・社会面(社会的な観点からの健康、スピリチュアルの健康)
 全人的にみていくうえで大事だと思うのですね。そして主原因が何処にあるかを考え、自分の範疇でないものは、ベストな治療者を選択する事なども考えていく事も大事ですよね。

 ただ、これを全て理解していく事は大変ですし、すぐになんて無理ですよね。そして、いい先生になるほど様々な勉強会に参加をしますから自分の家族や金銭面で色々な問題もありますよね。

 私も内外で上記のコトを理解してく努力をしていますがホント大変ですし、また鼻垂れ小僧で今まで18年


一度も治した人はいないんだと思うのですね、なぜかと言ってもズレた所を治したのは私でも、その後の注意をして生活に注意したのは紛れもない患者さんがエライからなんですね。

 チベット医学では、病気になると前に通っていた医師がわるかった事になります。医師の資格の前に僧侶の資格を取る必要があるというのはこの為なんでしょうね。

 自分で出来る限りのベストを尽くす」事が一番私が大切にしている事なのでありがたいと思っています。また協力医院の先生たちには感謝の言葉しかありません。これからも御迷惑をかけます。