千と千尋の神隠し、先日金曜ロードショーで放送されていましたね。
私が初めて映画館でこの作品を観たのは13歳、中学一年のころでした。
13歳にもなって、ドキドキしながら少し怖いなと思いながら観たのを覚えています。
あれから12年。
なんとなく録画をして、録画をしているにも関わらず放送しているのも見ていました。
そのあとで録画も見ました。
それでも飽き足りず、今年の7月に発売されたブルーレイも購入し、観ました。
子供の頃見たときよりも心が素直にいろんなものを感じました。
あの頃は、
「あぁ、やっと千尋は元の世界に帰れるんだな。
お父さんとお母さんの元に帰れるんだぁ。本当によかった。」
と、千尋目線で、しかも千尋よりも子供のような感想を持っていました。
この歳になってみてみると、今まで見えてなかったものがたくさんあったことに気づきました。
生きる力を取り戻した千尋はしっかり働き礼儀正しく、
勇気をもって大切な愛する人を守ります。
目の前の欲ではない、もっと深いものに気づき、自分というものがぶれません。
そしてそれに気づき心を開いていく人たち。
親切にしてくれて、見守ってくれる人たち。
生きる力ってこういうことだったんだな、と思いました。
もっとしっかりと生きていこうと。
そして、ハク。
12年ぶりに見たハクの行動、表情、とても感動しました。
きっと千尋のことを好きだろうし、たくさん守ってくれたのに、もうきっと会えない。
最後の川のところでのさよならのとき、千尋とつないでいた手を放して早くお行きと言いますが、
そのあと、ハクの手はせつなく画面に残ります。
そして少し手が下がります。
この時どんな気持ちでどんな顔をしていたのか、考えると涙があふれました。
子供のころの私は「ハク、助けてくれてありがとう!じゃあね!また会おうね!」という
本当におバカな軽い気持ちでみていたのでしょう。
今はとてつもなく苦しい気持ちになってしまいます。
あの二人にはハッピーエンドになってほしいと願っています。
あまりにもせつなくて、その後を考えて小説や漫画で描いていらっしゃる方の作品を読んでハッピーエンドだと思い込んだほどです。笑
そしてすっかりハクに惚れてしまった私。w
冷静で賢明でとても優しく、精神力のある、強い人だと思います。
女でも男でもそんな人のことを本当に尊敬しますし、憧れます。
この世界にハクのようなすばらしい強い人を見つけられますように。笑
君が忘れていても 僕は覚えているよ
一度あったことは忘れないもんさ 思い出せないだけで
この映画のキャッチコピーと銭婆のセリフです。
とても切なくも思いますが、今ある記憶がすべてだけではない、
生まれる前の記憶があるのだとしたら、どんなものなんだろうと
少し考えてみました。
何かわからないけれど素敵だと思う風景、
何かわからないけれど好きな人、
何かわからないけれど興味のあるもの、好きなこと。
きっと覚えていないだけでいろいろとつながっているのでしょう。


