住まい力を引き出す永瀬です。
私は時々、住まう人の使い勝手に合わせて
造作家具や造作収納の設計もしています。
キッチン、カウンター収納の他にも、
ベッドや洗面化粧台も、
“その人だけのオリジナル”
と言うのは喜ばれるもの。
形や収納の仕方を考えるのも
造作家具の大きな醍醐味ですが、
金物や部品選びもとっても興味深い!
さて、今日はそんな造作家具の部品のうち、
引き出しの把手(とって)のご紹介です。
1.ツマミ型
◆「ちょこん」とした佇まいがカワイイ
開け閉めの時に握る動作をするのがツマミ。
ツマミは何といっても形がカワイイ。
開き扉にも良く使われる形状で、
和風よりは洋風向けが多いです。
2.棒型
◆一番オーソドックスかも
人差し指~薬指の3本を差し込んで
開け閉めすることが多い棒状の把手。
あまり力を使わずに開閉出来るので、
どの年齢層でも使い勝手が良いです。
あわよくばタオル掛けにも??
デザイン的にはシンプルなので、
どんなインテリアにも合わせやすいです。
さて、ちょっと変わり種のご紹介。
3.ライン把手
◆家具のラインに添ってスッキリ!!
扉の上、或いは下のラインどこでも
指を差し込んで開閉できる把手。
まるで扉と一体化してしまったかのようで
何といっても見た目がスマート。
最近のシステムキッチンや洗面化粧台の
引出収納の高級グレードに良く使われます。
4.掘り込み把手
◆扉の内部に溶け込んでいるかのよう
これは滅多に見かけないのでは?
何といっても名前の通り彫り込んでいるため、
出っ張りがないのが特徴です。
把手の出っ張りが邪魔にならず、
通路に面している所での収納や、
棒型把手よりもスッキリ見せたい場合、
この掘り込み把手がおススメです。
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