湘南で家づくりに携わって、
今年で早10年。
「ここが湘南らしい」
と思われる住まいの要素を
私が設計した中からと言う
非常に狭いカテゴリーですが、
発表します~
気になる第7位!!!
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<外装が板張り/金属張り>
そうです。外観がちょっと変わっているのです。
でも、何故かここの風土には
ピタッと合ってしまうから不思議です。
「板張りなんて腐らない?!」
ええ。良い感じに“朽ちて”いきます。
防水面は下地に防水紙が、
サッシ廻りも厳重に防水しているので、
壁から雨が入る確率は、ほぼ0です。
湘南人はこの朽ちていく感じですら、
「良い味出てきたな♪」
と“愛でている”方もいらっしゃるくらい!
勿論、定期的に手入れをしてあげる事で
木でも長持ちはします。
湘南の自然と溶け合う板張りの外観
◆ウェスタンレッドシダー(米杉)のよろい貼り
※湘南スタイル〔magagine〕vol6より画像拝借
次に、「金属張り」ですが、
<ガルバリウム鋼板>
を良く使用しております。
またの名を「亜鉛メッキ鋼板」
銀色のバケツがありますよね?
あれと同じ素材です。
うろこ状に皮膜が積み重なり、
非常に腐食しづらい構造ゆえ、
いわゆるトタンなどに比べて、
5~6倍の耐久性、しかも価格も手頃!
私は良く屋根材に使用します。
色も黒・緑・紺・こげ茶等、
色々ありますよ~。
さて、外壁に使用する場合は、
凹凸状に加工されたものを使用します。
左官壁とツートンにして柔らかさを演出
◆金属のシャープさと、左官材のざっくりさのコラボレーション
金属壁の欠点は、気温によって
伸び縮みする事です。
夏場は特に「コーン!!!」と、
人が蹴っ飛ばしているのか?!
と言う位の音がするらしいです。
最近では、この形状のサイディング材や、
裏側に断熱材を施した材料も普及しております。
(但し、サイディングは継ぎ目が出てしまう)
ちょっと変わった材料を使う場合は、
大らかな気持ちで構えられた方が、
よろしいかと思います。