ローフード、私たちの失敗 | ナチュラルハイへの道 with Baby

ローフード、私たちの失敗

つい最近、Youtubeで面白い動画を発見。

かなり厳格にローフードを実践している男性が

食事内容を変えること、ローフードだけの内容に

することのリスクと彼の大失敗について語っていました。

彼の話の内容を私の言葉で簡単に要約すると、

「食事内容(いつ、何を食べるか)は、

結婚と同じだ。ころころ替えると、痛い目に合う。

大切なのは、一貫性。

数年かけて、スタンダードなアメリカ式の

食事(肉食)からローフードに変えて、体が

どんどん解毒され、ピュアになると、もうもとには

もどれない、ということだ。

たとえば、僕は朝はフルーツ、夜は大盛りサラダを

食べる生活を何年も続けている。

ちょっとでも、脱線すると、体が少しの毒にも

反応してしまい、拒絶反応を起こしてしまう。

以前よりもずっとずっと体が繊細になるんだ。

それから、年々食べられる量が減っていく。

以前はサラダにアボカドを3個入れていたのだが

今では3個も食べると、鼻水が出てしまう。

体は、解毒するモードでとまらなくなって

しまうのだ。僕のローフードにおける大失敗は、

1ヶ月ほどツアーに出たときに、自分の食事内容から

脱線して、ローフードのグルメレストランで何度も

食事をした。1ヵ月後、自分の姿を見て

ショックだったよ。すっごく老けていたんだ。

その時に、一貫性を破ってちょっと脱線するだけでも

解毒されてピュアになってしまった体には

負担が大きくて、加齢を促進させてしまったと

気がついた」


確かに、自分の経験を振りかえってみても

菜食やローフードを日常に取り入れてから

体が毒に対する反応が早くなり、ちょっと変なもの

(化学物質など)を食べてしまったとき、

気分が悪くて寝込んでしまうことが多くなった。

ピュアになるということは、毒まみれの環境では

生きにくくなる、ということなのだ、ということを

身をもって感じていました。

それから、人と食事をともにする、ということは

社交生活においてとても重要なことなので

あまり極端な食事をしていると、おつきあいができなくなり

周りの人にも気をつかわせてしまう、というデメリットも。

そういう意味で、娘ができてから2年くらいは

以前の食事に近いものに変えていました

(菜食がベースだけど、肉、魚、乳製品、スイーツも時々食べる)。

そうすると、ローフードや菜食を厳格にやっているとき

よりも、おおらかな気持ちで生きれるようになりました。

社交生活もより活発になり、人間関係も広がりました。


でも、何でも食べてもいい生活には、罠がいっぱいありました。

たとえば、食品には中毒にさせるものがあります(砂糖など)。

週に一回だけ、と思っていても気がついたら毎日食べずには

いられなくなります。4月に1ヶ月だけ日本に滞在したときに

それを経験しました。日本では、何でも食べました(ローフード率は

約10パーセント)。1ヵ月後、自分が写った写真をみて愕然。

そこには、肌色がくすんだ、5歳以上老けた、どこか苦しそうな、

意地悪そうな表情の自分がいたのです。

自分を「おばさん」と思ったことは一度もなかったけれど、、

この時は正直いって、自分がおばさん化した、と思ってしまい

ました。


ローフードを続けているときは(食事内容の60%以上がローフード)

肌が透き通り、表情は明るく光を放ち、10歳以上若くみられていました。

たった一ヶ月の脱線(それまでに軽い脱線はありましたが)で

こんなに変わるとは!

私の場合は、加齢の原因は過熱食というよりは、砂糖だったと

思います。ビデオの彼は、ローフード店でアガベや、毒性があると

言われるカカオやカシューナッツをたっぷり食べていたのでしょう。


一度、ローフードを選ぶと、もう後もどりはできないのです!

元の食事に戻すと、反動がすごい(加齢促進!)。

もし、今からはじめようかと思う人は、少しずつ、ゆるやかに

はじめることをお勧めします。食べることは、生きること。

食べ物をかえるということは、生き方をかえること。

余裕がある人は時間をかけて、ゆっくり調整するのが

いいかもしれません。


ローフード生活やその他の厳格な食事スタイルは

精神的にストレスになることもありますが、

それでも得るものも大きいです。ビデオの彼も

言っていましたが、以前では感じられなかった

宇宙のエネルギーが自分に降りてくるのを感じられる

ようになったり、私の場合は、いろんな病気が治ったり

創造性のエネルギーが増したり、精神的なブレークスルーを

体験したり。人生の優先順位がクリアになったり。


人にはそれぞれ出会うタイミング、取り入れるタイミングが

あるのだなあ、と感じています。

ローフードの旅は、片道切符です!

後戻りはできません。


英語のビデオはこちら。