父の7回忌でした。
口が悪く、何事においても、表現するのが下手な人でした。
そしてある意味では、思いのままに表現する、自由奔放な人でした。
よく言えば、自分を大切にする人。
別の表現をすれば、ワガママで自分本意な人。
すぐにヤカンのお湯が沸騰するような危険なところがあり、そのお陰で私は随分と打たれ強くなりました。
それでも、心の奥底は湯を沸かすほどの熱い愛が溢れていて。
だからこそ、なんだかんだでほっとけない。
ジャイアンみたいな人だったな。
商売の浮き沈みも肌で体験させてもらったし、小学生の頃から、休みの時は手伝っていたからこそ、今では初対面の人ともすぐに馴染めるこのキャラなのかと。
そんな父も、6年前、息子の入園式の翌日、自宅でトイレから出て倒れ、そのまま帰らぬ人に。
一度も息が吹き返ることなく、傍にいた母でさえ、一言も言葉を交わせませんでした。
私が病院に着いた時には、すでに人工呼吸も心臓マッサージもされてなくて。
死因は分からず、不詳の死。という診断でした。
入園式の後、会いに行こうかな?と思ったのに。
またいつでも見せられるから、と。
明日、仕事だから、と。
わざわざいいよ、と。
明日が来るかどうかなんて、ほんとに分からない。
父が最後に教えてくれたのは、きっとこんなこと。
『また会えるかどうかなんて分からないからさ。明日やろうはバカヤロウ。』
そして言いたいのは、やっぱりこれだけ。
ありがとう。
今日は、父も好きだった温泉に泊まりに来ました♨️
妹の旦那さんが来られなかったことだけが残念。
見ててくれてるかな。
きっと、まだまだ、どっかでしぶとく見てそうだな(笑)
ありがとうね。