私は無理をしていた。

私は頑張っていた。


私は、脅えていた。


私は…



もう、ケンカにならぬよう
もう、胸の内が苦しくなることがないよう
もう、嫌な思いをすることがないよう…




その場しのぎに過ぎなかったのかもしれない。






でも、精一杯だった。






だけど、守るものが違うと気づいたとき
そこから風向きは変わった。










私が守るのは夫ではなく、
自分が傷つかないように自分を守ることよりもなによりも

守る必要があるのはただひとつ。

子供だ。



私はいつも夫の顔色を、機嫌を、損ねないよう
試行錯誤することが当たり前になっていて

それが

子供に窮屈な思いをさせてしまっていることにハッとして


このままではいけない。
私が守るべきは子供だ、子供の心だ。


私は時々
子供に対してものすごい感情的になってしまう時がありました。
その時の自分が、まるで夫のようだった。
かつて私がショックを受けた相手の言動行動が移ったかのような。



ハッとしたとき



えっ……


一緒じゃん。。。

と、そう言葉がそのあとツマるようにグッとなり


自分で自分に衝撃が走ったとき

これは私じゃない


後で自分なりにわかったことは


なぜあのときあんな言い方をされなければならなかったのか
なぜわたしはあんな態度を取られなければならなかったのか

わからないこととショックで
同じようにいい振る舞うことをしてしまう心が働いた


ショックで言葉にもならずただ唖然とし
自分が思っているよりも随分と
想像を超える深さまで心は傷ついていた。


その時のショックを味わいたくないからこそ
そのことに向き合うことも出来ず

かといって何故だったのかを相手に問いたところで
本心じゃないと言えばそれまでだし

謝られても
もう修復不可能であることを私はわかっていたのかもしれない。


言われて謝ることではなく
自分の言葉に責任を持ち、自分で気づき感じて話をしてくることがない限り
赦されない戻れない癒されない。


そしてわたしは
そんな考え方しか出来なかったから。





私はそんな自分に気づき
子供に泣いて謝り、ただひたすらごめんねごめんねと、
お母さんちゃんとするから、ごめんね、待っててね。

と、心の底から謝り抱きしめました。


このままではいけない。
しっかりと自分の心を見つめ直そう。
自分と子供のために。



それはたしか、2017年11月も2~3日過ぎた頃…だったように思う。



そして、わずかながら自分の心もようやく見つけてもらえたような
安堵感を感じた。




とにかく手探り状態で
今となれば、まだまだまだまだ


深い深い闇の中でした。




でも…



自分の感覚・直感を信じるということを
この頃から出来るようになっていたのかもしれない。



少しだけ、答えと方向性を見つけた気がしたそんな時。。