夕陽ヶ丘キャンプ場にて一夜を過ごした我々。

まずくっそ眠い、寒い。ほんと無理!!

私はアラームを消してすぐさま目を瞑った。起きれなかった。

てっちゃんからLINEが来ていており朝から動いているらしかったが、たぶん寝坊しても大丈夫だろう。

 

07:30起床。

朝からテントの撤収から始める。

 

 

さて今日も今日とて行きますか!

27番神峰寺。10:00。朝一のお寺はすごく気持ちが良い。

 

 

ここでずっと気になるドリンクを購入してみた

その名も「馬路村名産ごっくんドリンク」

原材料がゆずとはちみつのみ。これがいい。これ一本。毎日、地元民は飲んでいるらしい。

 

 

28番大日寺。3回目の登場です。

 

 

ここは前回てっちゃんが笠を買ったところでも覚えている。

大日寺前のお土産屋を今回も少し冷やかし程度に覗いてみる。すると陽気なおばあちゃんが出てきて、「どっから来たん?」と質問してからというもののずーっと話を続けるのである。

 

「参拝はしたんか?奥の院は行ったか?」

我々が行ってないです。と言うと、

「歩いたら1、2分なのになぁんで行かない??」

「今日は高知か?高知は今日はおきゃく祭りで朝からたぁーんと(飲むマネ)騒いでるで」

と軽快に話すのである。漫談かと思うくらい流暢で面白かったので、その後も我々の車内のネタとなったのであった。その後一応奥の院も行った。

ちなみにおきゃくというのは宴会という意味で、高知市内各所でこの時期は酒盛りの大宴会が行われているという。

これは飲んでも良いということである。ということで我々は今日も飲むぞ!

 

29番国分寺

 

 

30番善楽寺

 

 

31番竹林寺

ここは私のお気に入り寺。境内も大きく綺麗な寺。この辺りの観光スポットというだけあって観光客も多かった。一般人の多いところにいるとこの白衣が目立ち、観光客がじろじろと我々を見てくるのだが、我々も2回目の遍路。もう慣れたものだ。「こっち見んな」と心の声で一蹴する。完全に無敵の人である。

 

 

前回同様、名物の竹林寺羊羹を買う。これが美味い。今回はてっちゃんも買って食べるようです。

 

 

32番禅師峰寺

 

 

その後は33番雪渓寺、34番種間寺と回る。

 

35番清滝寺で17:00となり本日の参拝終了!

我々は高知市内のホテル「No.1」に宿を取り、夜ご飯はひろめ市場であれを食べるのだ!

そう、カツオのたたきである。

 

今日のへんろ飯!

カツオのたたき丼。一緒に焼きサバ寿司とあおさの天ぷら。

 

 

藁の炙りが香ばしく肉厚でうんめぇ。これは高知に来たら食べるべし!

あおさの天ぷらもサクサクで磯の風味が美味い!

 

さてさてちょっと小ネタ。

ひろめ市場でカツオのたたきのテイクアウトを待っている時、2人で一服をしていると、喫煙所にいかにもな若いカップルがタバコを吸いにきてなにやら話をしていた。

こっそり盗み聞きする。

 

男「いやぁあのジャグラーは絶対設定6だよ」

女「まじぃ?羨ましい!私も打ちたかったなぁ!」

 

まったくもぉう。民度が知れると。これが高知県。

 

まったり、まったり、まったりなぁ〜。

急がず焦らず〜。

参ろうかぁ〜。

 

第6夜に続く

 

【アナザービューてっちゃんレポート】

 

3/8

 

 

こんばんは!

じゃなくて「おはよう!」か?

夜と朝の境目が分からない。

 

普段は「寝て」、「起きた」ら、その瞬間が朝だよな?だがしかし、「睡眠」という概念があやふやになるので「夜」と「朝」の概念も同じくあやふやになるのだ。

 

朝6時にアラームを設定していたが、寒い!寝袋から出たくない!

…っというわけで…

 

 

1時間くらい二度寝した。

テントの入り口を開けると海が見えます。

起きた時、気分がいいかな…なんて。

 

 

テントから上半身だけムクリと起き上がるホリさん。テントの形と相まってカタツムリに見えて面白かった。可愛い…。

 

 

俺らが泊まったのは室戸岬の「夕陽ヶ丘キャンプ場」だ。経営難で潰れたら悲しいからキミたちも行キタマヘ。野生動物と触れ合える特典付きだ。

 

 

本日最初の寺、27番神峯寺にて朝メシのオニギリ。昨日夕陽ヶ丘キャンプ場の近くのスーパーで買っておいたのだ。具がいっぱい入ってるオニギリ好きです。おいし〜とムシャムシャしていたら…

 

 

ベテラン(に見える)お遍路夫婦さん「若いのぉ、羨ましいわぁ〜」

一瞬でも、僕の握り飯のことを羨ましがられているのかと思って頭が「?」になった。

 

 

我々の中ではちょっとした思い入れのある28番大日寺、の、向かいにある売店。

7年前こちらの店員のお兄さんから高知の闇を教えて頂いたのだ。

 

あの店員のお兄さんにまた会いに行ってみようと入店してみると、ちっこくて可愛いおばあちゃんが接客してくれた。

件のアニキは今日はいないっぽいな。

 

 

30番善楽寺にて納経印を押してもらってる時にデッカいくしゃみをしてしまった。すると、さりげなく「これ、どうぞ…」とポケットテッシュを渡してくれた。気遣い。惚れてまうやろぉー!

 

 

31番竹林寺〜。ここはホリさんのお気に入りの寺だ。他の寺とちょっと違い、植物園など近くにあり遍路じゃない一般の方が冷やかしで来るパターンの多い寺。

 

白衣を着てるとメチャ浮きます。

7年前の私はこの寺で浮くのが恥ずかしくて萎縮しました。今回は違います。開き直ってます。ホリさんと2人で「ブンブンとっ!ブンブンとっ!」と声を出しながら山門へ向かい。

 

山門の前では「ぺこり。」と声に出してお辞儀します。

 

失うものがない人間ほど強いのだと学びました。いま、我々は「無敵の人」です。

こっち見んな。と。

 

 

35番清滝寺まで終えて、高知市内の市場に行った。本場の鰹のタタキ食うで!7年前は食べれなかったのだ。

 

行ってみると観光客の数がエッグい。仕方ないのでテイクアウト。ホテル徒歩圏内で助かった。

 

 

ホテルから市場までの道中、個人的に見たかった建物が。これ、「高知追手前高校」だよね?ジブリシリーズの「海がきこえる」の主人公が通っていた高校のモデルになったという噂がある。

 

鶏の唐揚げと鰹のタタキ買ったで。

唐揚げは揚げたてジューシー。

タタキは肉厚でジューシー。

 

 

タコハイとかいう新発売の酎ハイを買う。

そのまま飲んでもうまい。

料理のお供でもうまい。

 

 

今夜の部屋の感じ。ベッドの上を散らかします。

2人とも荷物たっぷり。ですが無駄なものはありません。

 

 

持って来れる着替えにも限界がある。同じパンツを2日間履いたり、同じ靴下で3日間過ごすとかあります。

 

ので、洗濯機の存在ありがたい。

溜まってたヤツ全部綺麗にするで!

 

 

洗濯機、乾燥機、各2台しかないのにどっかの糞ジジイ(何処の誰だか知らないけど勝手にジジイと決めつけている)が乾燥機を独占してる。この時点で残り162分!?もぅ大変。ふざけんな。

 

この後、"某糞ジジイが使ってない方"の洗濯機と乾燥機をホリさんと仲良く、協力し合い、他の人のことも考え(当然)、サクッと洗濯を終えて就寝した。

 

 

今夜も悪夢を見た。一つはホリさんが部屋の空調が寒いことに腹を立ててリモコンを僕の顔面に投げてくる夢。もう一つは部屋にあるちっこい冷蔵庫から「こっち開けてみて」という声がして、開けてみると肢体がバラバラになった子供が詰め込まれているという、普段見ないような超弩級のナイトメアだ。

 

とは言え悪夢を見ることに慣れてきた。どうやら修行の成果が出て来たらしい。

 

第5夜 完