前回の『糖化』に続き『炎症』編です。
『糖化』は一言で言うと「こげ」ですが、『炎症』は「くすぶり」ですので、くすぶり続けていると火事になりますので飛び火しない様に注意が必要です。

 

 

 


炎症は体が傷害を受けた際に起こす反応であり、細胞や組織が傷害された際にこれを取り除いて再生するための免疫反応です。
免疫反応が病気を引き起こす・・・・慢性的な状態が続く事が問題です。
ガンや動脈硬化などの生活習慣病の原因には、『慢性炎症炎』が大きく関わっています

腸内で起こった炎症が全身に広がり、様々な生活習慣病の原因になっています。
腸は、食物を吸収するために滞留する場所ですから有害物質などの毒素も溜まりやすい場所ですね。
脂分の多いものを食べ過ぎたり、体内の毒素が増えると、腸の粘膜には体内の免疫細胞が多く集まっているため腸はそれらを異物とみなし免疫が働き『炎症』が起こります。
『炎症』が慢性的に続くと細胞は破壊されてしまいます。
免疫機能の働きでアレルギーの原因になったり、腸炎や大腸がんのもとになる事もあります。
腸からその他の器官に『炎症』が移ると、その臓器に病気が発症します。
血管に移れば動脈硬化、すい臓に移れば糖尿病の発症のリスクが高まります。
炎症の原因には大きく4つあります。
生物学的因子:病原体である細菌やウイルスなどによる感染。
物理的因子:熱傷や凍傷、電気や紫外線、放射線などによる一定以上の刺激。
化学的因子:重金属や化学物質による中毒や刺激、ここには薬や食事によるものも含まれますね。
生体内因因子:アレルギー、自己免疫異常、代謝異常による炎症物質の産生、臓器の機能異常、ストレス(生体に生じた歪み)

やはり腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを守る事が大切ですね。
最近では歯周病の人に糖尿病や心臓病の人が多く、口腔内環境が腸内環境に影響しているとの事も知られ始めてきました。
腸内環境と口腔内環境どちらも大切ですね。

 

以下の生活で健康を維持したいですね(他にもあるかもしれないですが主なものを抜粋しています)
1.睡眠を7~8時間として規則正しい生活をする
2.ストレスを溜めない
3.間食は控える。
4.食事の時間規則正しくする。
5.食事に気を付ける


1)抗炎症作用の高い食べ物(黒ガリンガル、生姜、ウコン緑の葉野菜、チンゲンサイ、セロリ、ビーツ、ブロッコリー、ブルーベリー、トマト、ナッツ、唐辛子、大豆、ニンニク、玉ねぎ、タルトチェリー、緑茶青魚、オリーブオイルなど、オメガ3、オメガ9の食品)
※オメガ3:α-リノレン酸、EPA 、DHA、アマニ油、エゴマ油、シソ油、 青魚(さば さんま いわし) 、はまち、うなぎ
※オメガ9:オレイン酸、エルカ酸、オリーブ油、キャノーラ油
2)炎症作用の高い食べ物(精製食品、白砂糖とトランス脂肪酸や乳製品、オメガ6のとりすぎ)
※オメガ6:リノール酸 、γ-リノレン酸、コーン油、紅花油、大豆油、ひまわり油
3)抗炎症作用の高いミネラル(ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ナイアシン、亜鉛、マグネシウムなど)

これまでみてきた3大因子(要因)を抑制すれば、病気や老化、美容に良い効果が!
詳しい対処方法はお問合せください。

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