詩/レインボースター | MEG NATLEY Officail Blog

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星が砕けて、太陽が顔を出す。

それを見て、月が星にキスをして、粉々の光をはじけさせ、虹を作る。

その虹を滑って降りるんだ。

くるくる、キラキラ、君の周りで光ってる。

聞こえるでしょう?その、楽しい音。

懐かしくて、君はきっと口ずさみたくなる。

雲の冷たさを感じながら、星くずが砂みたいに空に流れる。

レモンシャーベットみたいな、甘くて酸っぱい冷たい、小さな氷のかけらたちが、のどを流れてく。

空気の泡が、魚みたいに、僕の髪の中をかき分けて、空へと昇っていく。


僕は、あまりの気持ち良さに、微笑みながら目を閉じる。




僕たちは、いつから分かれちゃったんだろう。

ずっと昔は1つで、本当はきっと今も1つ。

僕は君をこんなに感じてるけど、君は分からない。

それでも、君と僕はこんなにも1つ。



小さな、牢屋に閉じ込められてしまった。

光が、かすかに入る牢屋の中で、そこが世界の全てと、いつから信じてる?

昔持ってた自由を、すっかり忘れて。

君が望んだんだろうか?



どうしてなの?いつから自分の感覚が信じれなくなったの?

あんなに確かだったのに。

いつから、神じゃなくなったの?自分が宇宙だったのに。

僕も分からないよ、


どうして、息ができないんだろう。水の中にいるわけでもないのに。

陸と、水と、空と、雲と、太陽と、宇宙と、全てが一つになれたら―------。



世界が、星と、虹と、虫と、花と、人魚で溢れたら・・・。