ねぇ、何でそんな板とにらめっこしてるの?
なんだか一生懸命叩いてるし。
あぁ、分かった。
きっと、世界がそんなにもつまらなくて、退屈だからだ。
キラキラしたものと、わくわくしたものに溢れていた世界は、
いつだったからか、毎日が同じことの繰り返しと、
どんよりとした雲と、
ただ金を稼ぐために仕事をこなすだけの世界になってしまって、
退屈なものになってしまった。
あんなにも遊びに、楽しいものを見つけるのに得意だった僕たちは、
「大人」と、「責任」という足かせをかけられはじめてから、不得意になってしまったのだ。
無理もない。
でも、今からでも遅くはない。
いつからだって間に合うんだ。
魂が覚えてるから。
大丈夫。
僕と一緒に、楽しいことを見つけに行こう。
本当に楽しいものって、
美しいものって、
その小さな板の中にはないんだよ。
この、外にあるんだ。
この、外の世界に。