◆ローカル線活性化策~秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)より~
秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)。平野部が緑で山間部が茶で描かれている社会科の教材としても学校で配布される地図帳を見ると八幡平や秋田駒ケ岳などが連なる秋田県中部から北部の奥羽山脈すぐ西側の山沿いを走っているのがよくわかる。北国秋田県の日本海側の山沿いでは冬は間違いなく雪が多そうだ。しかも関東周辺の冬雪が降りやすい地域であろう関東の山沿い(群馬県北部)、北信越(長野県北部、新潟県)、南東北(福島県会津地方、山形県、宮城県西部)よりも緯度が高くその分雪が多そうなので今までとは一味違った汽車による雪見旅が味わえるのではと思った。それが私が秋田内陸線に乗ろうと思ったきっかけである。
以後、私にとって、東北地方を走るローカル線旅のハイライトとして、3回乗っている。
内陸線沿線だけでも、駅に温泉の施設が付いている阿仁前田温泉駅など沿線各地で湧いている温泉のみならず、春はブナの深緑、夏は色とりどりの高山植物の花々、秋は紅葉、冬はスキー・スノボーや樹氷などのスポットとなる森吉山や、マタギの生活とふれあう事ができる「マタギ資料館」や、世界文化遺産にもなりうる縄文時代の遺跡である「伊勢堂岱遺跡」などみどころが満載である。
それらに加えて内陸線沿線のみならず、盛岡のわんこそば、岩手山、安比高原、八幡平、乳頭温泉郷の一部、秋田駒ケ岳、大曲の大花火大会など内陸線沿線であるエリア周辺にも見どころや行く価値の高いスポットやエリアが数々あると言える。よくローカル線の利用促進に沿線の見どころに固執したパンフレットやネットなどでもPRを目にするが沿線のみに拘らず周辺の見どころと併せて内陸線も含めたローカル線をPRするのはいかがであろうか?沿線のみならず沿線のエリアに行かれた前後に、内陸線に寄り道する旅もしくは観光を主体とした旅行会社のパンフレットに載っている商品のようなツアーを企画して、参加される方々を募集するのも、ローカル線の活性化に繋がるのではないか?
「大曲花火大会と内陸線」
「わんこそばと内陸線」
「安比高原でスキーと内陸線」
「乳頭温泉と内陸線」
「八幡平と内陸線」
などそれらの例だけでも十分に内容の濃い旅や旅行商品になり得ると思う。
写真130:秋田内陸線の阿仁合駅
◆まとめ
秋田内陸線より感じるローカル線活性化策や、以前に述べた毎日同じ区間を運行する夜行列車の復活祈願も含めて、鉄道は単なる利益を得るための手段のみならず、あくまでも公共の交通機関であることを、一人でも多くの方が忘れないで欲しいと願いつつ、私の列車の旅シリーズのこのブログも、これにて一旦閉めようと思います。約半年間このブログにアクセスいただいた方々、本当にありがとうございました。

