「道楽」これがテーマの記事です。
よく下記を理解してこの記事をお読みください。
『道楽』とは・・・①受注のない資材を購入することである。
②受注のないものを製造することである。
③量産性のないもの受注を求めることである。
④回帰性のない安価な受注を受けることである。
長いことプロ(制作側)とのやり取りの経験があると、
一般的にどのようなものが好まれるかの感覚わからなくなることが多い。
そのことが再確認出来たと思う・・・。
先日、引違い戸を和風のイメージを払拭して欲しいとのことで、
受けたこの案件・・・。
(元々の画像はコチラ)
資材業が※『道楽』の安請け合いだったんですが・・・。
僕の「オヤジ」がよく言ってたんですが・・・。
「買って勉強、買わずして勉強」
「やって勉強、やらずして勉強」
「儲けて勉強、損して勉強」
改めて思い出した案件となりました。
まあ、読んでも活字で深くはわからないとは思いますが・・・。
特殊な原木を購入して製造する業種ですから、
リスクが高いんですよ。
何を言いたかったかと言うと・・・。
先日の引違い戸の錬金術師の※『道楽』での安請け合い・・・。
(詳しくは過去記事「気安く受けるから?価格を安く受けるから?・・・。」を参照)
まず、木目が目立ちすぎるのがダメ!
それと色もウォルナットでは強烈すぎるのでダメ!
との事・・・。
(実際はもっと色々聞いてイメージをつかもうとしてるんですよ)
で、
僕の中のイメージを受けた結果をサンプルにしてみました。
建具幅は1000㍉近くあります。
それを通常に作れば4枚ハギ以上の突き板を使用した合板となりますが・・・。
2種類のサンプルを制作して見ていただきました。
A. 幅1メートルある1枚の引き違い戸で2枚枚ハギに見せてみました。
これで木目の「うるさい」感じは軽減できるかと・・・。
B. 逆にうるさい木目のホワイトオーク材をランダムマッチにして
ハギ幅を多く7cmの幅で貼ってみました・・・・。
皆さまはどちらがお好みです?(無塗装でのじょうたいですが・・・)
錬金術師の資材で正直Bタイプが思ったとおりの出来栄えではなかったのでしたが。
それでも・・・。
デザイナーさんはBタイプを選ばれる事もあるのですが、
制作側の業者さんは絶対99%の確率でAタイプを選びます。
僕も当然のようにAを選ばれるだろうと思っていたんです・・・。
お客さんはBタイプを選ばれたんです。
資材業はココが面白い!
近所の安請け合いでも・・・
やっぱり独立してよかったと思った瞬間でした・・・。
8枚あった引き違い戸もラスト1枚で完成です・・・。
施主様も満足のお言葉をいただいています。
この作業・・・・。
天然木の錬金術師が『道楽』で受けたこの案件。
大変勉強になりました。
ほんとに何が言いたかったかと言うと・・・・。
「経験が邪魔をする時代かもしれないんです!」
一部の市場は経験を望んでいないかもしれませんよ。
そこを理解して生きていきましょう。
『道楽』がビジネスになれる日本社会が来ればいいですね。
そんな風に思う錬金術師でした。
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