1ヶ月以上前の熊本の旅の写真の続きを(;^_^A

うぶやま牧場→瀬の本高原でのイベント終了後、

向かった先は、杖立温泉。

今回の宿のあるところです。

当初は、南阿蘇に一泊朝食付きで

泊まる予定でいたのですが、

ネットを開いたとき、ふと目に飛び込んできたのが、

杖立温泉にある薬膳料理を提供する宿でした。

いわゆる、ヤフーのバナー広告ですね(;^_^A

3連休中日とあって、どこも宿は満室だったんですが、

宿の定めるキャンセル料発生直前、ということもあったのか、

急に空室が出て、それで残り1室の表示が出たのかもしれません。

なんとなく気になって見に行ってみると、

お料理も良さそうだし、一泊二食付きでもいいかも、

どちらにしても、夕食は別のところで取るわけだし、

とわたし一人の独断で、その宿に決めました。

 

宿を取ってから、杖立温泉について調べてみると

南小国郷の温泉の中でも、

今なお、昭和の香りの残る

由緒ある古い温泉街で、

 

「湯に入りて

病なおれば

すがりてし

杖立ておいて

帰る諸人」


平安時代の初め

旅に訪れた弘法大師空海が、

温泉の効能にいたく感銘して詠んだ、

と言われる一句がありました。


持っていた竹の杖を立ててみたところ、

節々から枝や葉が生えてきたことから、
「杖立」という地名もついたと言われています。

 

そもそもの杖立温泉のはじまりは、

1800年以上前の仲哀天皇の時代に遡るということで、

本当に、古い歴史のある温泉です。

 

そして、実際に入ってみると、相方の

酷いあせもが、一発で見事に消え、

綺麗になり、本人も驚いていました。

湯船に浸かった瞬間は、

ビリビリビリビリして痛かったそうですが、

お風呂から出たときには、

酷かった赤いブツブツが

見事に綺麗に消えていて

痒みもなくなっていたそうです。

確かに、あせもがあったところをに触れてみると

それまで皮膚の表面がざらざらして

ぶつぶつが感じられていましたが、

それが全くわからなくなっていました。

 

伝統的な蒸し風呂は、

初体験だったのもあってか

ちょっと私達には馴染めなかったんですが、

特に、ここの一番色が濃くて、黒っぽく、

源泉そのものだと熱すぎて入れないということで、

多少薄めてはあるようですが、それでも

熱過ぎるぐらいの一番源泉に近いお湯が一番効いたそうです。

 

実は、このあせもには、

海水も効果がある、ということに

7月末から8月まで、

毎週のように通った海で、実感しましたが

海水は、効き目が出てくるまでに

ちょっと時間がかかりました。

でも、温泉は、ホントに一瞬でした。

ただ、それが効いていたのは、翌々日ぐらいまでで(;^_^A

毎日入り続けないとダメみたいですね。

 

あせもの原因が、日々、大量の汗を掻くことにあって、

本当ならそれをすぐ洗い流して、着替えるといいそうですが、

仕事ですから、そんなことは無理です。

 

まぁ、家にこの温泉があれば一番いい

ってことになるんでしょうかね。

でも、現実的ではないので、

海に通ってよくなってきたことを考えると、

塩浴がいいのかな、とも思いますが・・・

(とりあえず、今は、アロマの力を借りて

しのいでいます)

 

 

話が逸れましたが(;^_^A

この杖立温泉街は、

背戸屋(せどや)と言われる細~い路地が

迷路のように広がっていて

路地裏好きのわたしとしては、

もうたまらない場所でもありました。

 

案内ガイドも頼めるようなので、

次は、お願いしてみようかなと思います。

 

 

1枚目の写真のところから下に降りていく道があって

そこがこの2枚目の写真の杖立川沿いの

温泉街共同の駐車場へ続く道になっています。

写真左下の道が、川向こうへ沈下橋でつながっているのが

ご覧いただけるかと。

その向こうに、車がたくさん停まっています。

 

昔はここも川だったところを、川幅を狭くして

護岸工事をし、駐車場にしたのかなというところで、

そのせいもあるのか、川幅の狭いところは

水の流れが速く、宿からは、川のせせらぎどころではない

大きな水の流れる音がずっと聞こえています。

気になる人には、その音が気になるかもしれません。

わたしたちは、全く気にならず爆睡してましたが(笑)

 

 

入り組んだ建物。

 

 

 

温泉蒸し処が

何箇所かにあって

食材を自分で用意して、

蒸して頂くことも出来ます。

 

ここは、杖立温泉の中でも

大きな宿「ひぜんや」さんの専用むし処。

 

 

ここもどこかの宿のむし処のようです。

セイロが置かれて、むしている最中みたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

私達が泊まった宿は、

この左から2番目、一番高い建物のお隣

「葉隠館」さんです。

 

願。の記事でUPしたもみじ橋(願橋)

下から見上げてみたところ。

 

もみじ橋のたもとで絵馬を売っていて

絵馬に願いを書き入れて、

皆さん、その絵馬を下げられています。

お水も飲めました。

 

 

 

そして、その絵馬を売っている所とは

川の反対側、私達の泊まった宿がある側の

路地裏を散策。

 

 

 

 

 

 

どこをどう行こうか悩むぐらい

あちこちに路地があったのだけど、

こんな看板を見つけたので、

まずはそっちの方へ。

 

 

こ~んな狭い路地もあったり・・・

ここから出てきた人がいたので

通れるんだねぇ。

 

 

杖立温泉マークのちょうちん。

かわいい(*^^*)

 

 

 

 

 

夏なので、風鈴が涼しげ。

 

 

消火栓もレトロな感じで

気になったり

 

 

 

背戸屋を上って少し行ったその先に

共同浴場「御前湯」

後が控えているので、入りませんでしたが。

 

 

 

 

今回写真をスクエアでUPしてますが、

通常の写真サイズのものを真四角に加工したのではなく

カメラの設定を縦横比1:1で

最初から撮ってみました。

 

こんな場所はきっと

ハッセルブラッドで撮ったらいいよね~、と。

ネガフィルムのスクエア写真が

絶対合うだろうと行く前から予想していて

実際、そのイメージ通りの場所でもあったのですが、

ハッセルは持って行っていたものの、

時間的に余裕がなく(;^_^A

ハッセルでの写真は一枚も撮りませんでした。

 

また次回への課題となりました。

 

もっともっと散策したかったのですが、

この後の予定に影響するので

約1時間程の散策で、

杖立温泉を後にしました。