もう花期は過ぎましたが、
7月に初めてこちらへ来たときにみつけて
この花、たくさん咲いているけど、
関東では見たことない花だなぁ、何だろう
と気になって調べた花です。
百合の一種であることには間違いないけれど、
この色は、初めて見たんですよね。
それもそのはず、
日本国内で自生しているところは、
九州の中でも主に薩摩半島から長崎県沿岸、
四国は愛媛県や徳島県の山間部ぐらい。
それと国外では、台湾北部、中国江南省に自生しているのみだそう。
それ以外のところで見かけるのは
園芸品種ですね。
ちなみに有名なカサブランカの花は、
江戸時代に、この鹿の子百合の球根を、
ドイツ人医師のシーボルトが、
ヨーロッパに持ち帰り、
品種改良をして生まれたそうですよ。
白~薄桃色の花びらには、
鹿の子模様の斑点があるということで鹿の子百合と云われている
可愛らしい百合の花です。
九十九島の島にもたくさんの鹿の子百合が自生していますが、
環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種IB類に指定されているということで、
年々その数が減ってきています。
市内の直売所では、普通にこの鹿の子百合の切花が
売られていてビックリしますが(;^_^A
時期になると、いくつかの自生地を巡って
写真を撮っていますが、今年はそのうちの一箇所しか行けなくて(-"-;A ...
ここ数年で撮りためた鹿の子百合の写真、
まとめてUPしています(* ̄∇ ̄*)
鹿の子百合のお花には、
この小さな黒い蝶(蛾?)が
よく吸蜜にきています。
クロアゲハも時々吸蜜に来ていて
写真撮りたいなぁと狙ってはいたのですが、
レンズを望遠に替えている間に、車がちょうど通りかかって
逃げていってしまいました。
レンズ交換前に、かろうじて広角レンズで
捉えた一枚ヾ(;´▽`A``
今まさに、花開こうとしている姿。
貴重な瞬間に出逢えましたo(*^▽^*)o
また来年も、
たくさんのカノコユリのお花たちに
逢えますように(*^^*)