腸壁が厚くなると内腔は狭くなっていきます。硬く狭くなった腸の内圧は高くなりますが、

動物性蛋白に加えて脂肪も大量に摂取して腸周辺の脂肪層が厚くなるのでさらに腸壁

に圧力がかかります。


こうして腸内の圧力が高くなると、中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が

起こります。この現象が憩室と呼ばれるポケット状のくぼみを作り出します。


こうなるとただでさえ量の少ない便は腸の中を進むのが難しくなります。その結果、腸の

中に長く停滞する停滞便(宿便)がたまってきます。その停滞便は腸壁にこびりつくように

溜まるのですが、そこに憩室があれば、そのポケット状のくぼみに停滞便が入り込み、

さらに排出されにくくなります。


憩室やひだの間に溜まった停滞便は毒素を発生し、その部分の細胞に遺伝子変化を

起こさせポリープを作り出します。そしてポリープが成長し、ガン化していくのです。

肉食が腸を悪くする最大の理由は食物繊維がなく、脂肪やコレステロールを

大量に含んでいることにあります。


肉食を続けていると腸壁がどんどん硬く厚くなりますが、これは食物繊維が

ないために便の量が極端に少なくなり、その少ない便を排出するために腸が

必要以上に蠕動しなければならなくなるからです。


つまり過剰な蠕動運動により腸壁の大部分を構成する筋肉が鍛えられて厚く

大きくなってしまうのです。


こうして腸はかたく短くなっていきます。


動物性タンパク質をたくさん食べると成長が速くなるということは事実です。


最近の子供達の成長のスピードが従来と比べて速いのは動物性タンパク質の摂取量が

増えたためとも言われています。


しかしこの成長はある年齢を超えた時点で老化と呼ばれる現象に変わるということを

理解しておかなければなりません。


動物食は成長を速める分老化も速める食事であるということです。


ゾウやキリンはライオンやトラの何倍もの大きさがありますが、彼らは草だけを食べて

成長しています。


草食動物の方が持久力も発達しており、肉食動物に比べ立派な筋肉を持っているのです。


必ずしも動物食が健康で健全な食事とは言えないのがおわかりいただけるでしょう。


多くの方は肉食は体や筋肉を作る上で欠かせないものであると考えているでしょう。


マクガバン・レポートはこうした常識を真っ向からひていするものでした。


最も理想的な食事と定義したのは、精白しない殻類を主食に、おかずは季節の野菜や海藻類、

動物性タンパク質は小さな魚介類を少量といった元禄時代以前の日本の食事でした。


日本食が健康食として世界的な注目を集めるようになったのは、実はこれがきっかけなのです。


自然界を見ても肉を食べなければ体が育たないと考えるのが迷信であることが分かります。


馬や鹿のような草食動物の方が肉食動物の代表であるライオンよりもはるかに発達した筋肉を

持っているのです。


ライオンが得意とするのは瞬発力を生かしたスピード勝負であり、持久力では草食動物には

かなわないことを彼ら自身が知っているのです。


体力をつけるために肉を食べる、といった発想は少し変えてみる必要があるかもしれません。


5月になり深緑の季節。深緑とは関係ありませんが、緑茶について触れてみたいと思います。


お茶に含まれるカテキンは抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。


そのカテキンはいくつか結合するとタンニンになります。


タンニンは実は非常に参加しやすい性質をもっており、熱湯や空気に触れることで容易にタンニン酸に

変化します。


そしてこのタンニン酸はタンパクを凝固させる働きがあります。タンニン酸が胃粘膜などに影響を及ぼし、

胃粘膜が薄くなる萎縮性胃炎(慢性胃炎の一種)が起きている方が現代において多いようです。


何事も過ぎたるは毒。水代わりにお茶を飲むのは極力控え、嗜む程度にすると良いでしょう。


品質の良い物を購入するよう心がけて下さい。

花粉症の漢方薬といえば小青竜湯。


鼻炎をはじめ、流れるような鼻水など冷えを伴う「顔の洪水」と言われる症状に著効を示す薬剤です。


しかし何でもかんでも小青竜湯を使えば良いわけではございません。


くしゃみが主症状の場合、顔が上気してきて赤くなり、目は充血し、涙がにじみ出ます。

そして鼻水が出て咳も出ます。


このような症状の場合、麦門冬湯というお薬が著効を示します。


その他患者様の状態に応じて適応となる漢方薬は異なるため、必要に応じて薬剤師に相談する

ことをオススメします。



花粉は体の中でどのように処理されているのでしょうか。


花粉症にならない健常人は鼻の粘膜にある繊毛の働きで鼻→食道→胃へと花粉を送り込み、

胃酸で花粉を溶かすため、アレルギー反応が起きません。


しかし化学物質や乾燥などにより粘膜の機能が低下すると、繊毛の働きが鈍くなり、花粉が

どんどん蓄積されていきます。


そこで体は自らの仕組みを使って花粉を処理しようとします。


1.風(くしゃみ)を出す

2.水(鼻水)で流す

3.最後に入口を閉じる(鼻づまり)


このような経過を経て症状として現れるのが花粉症なのです。


花粉症を予防するためには日頃から粘膜を傷つけないための予防も必要となるのです。

具体的に花粉症にかかりやす体質を整理してみると、下記の様になります。

・大気汚染、舗装道路、住宅環境の変化 。


・乳酸菌など善玉菌の減少で腸内環境が悪い。

 

・両親、特に母親が花粉症にかかっていたか、アレルギー体質である。

・子供の頃、食物アレルギーだった。また現在、食品添加物をよく摂っている。


・幼児期の過保護。


・体内に悪い脂(飽和脂肪酸)が多い。

・体内に活性酸素を取りのぞくSOD(体の各細胞にひとつづつ存在する抗酸化酵素)の量が少ない。

・自律神経が乱れやすい。

・体内でIgE抗体を作りやすい。

・免疫力、体温の低下。


現在の医療は抗アレルギー剤、鼻炎薬、点眼薬などを使用した対症療法が主流となっておりますが、

花粉症を根治ためには、基本的に上記に挙げた生活習慣から改善することで少しずつ体質改善して

いくことが、根本的な治療につながります。


花粉症の季節になりました。


戦後の緑化政策に伴い、スギ、ヒノキを植林した代償として起きている現代病とも言える花粉症。


くしゃみ、鼻水がなぜ起きるかと言うと花粉により鼻粘膜にある肥満細胞からヒスタミンという物質が

遊離し、アレルギーを起こしていると言われています。


このヒスタミンは肺、皮膚、消化管に高濃度に存在しており、それぞれ気管支喘息、アトピー性

皮膚炎、花粉症などを発症する原因物質として知られております。


8歳頃までにアレルギー体質が形成される、という説もございますが、アレルギーとなる生活環境

にはいくつかございます。


1)過保護

2)甘い物の食べ過ぎ

3)運動不足

4)肥満

5)排気ガス吸入

6)新建材(接着剤)から出る有機溶材の吸入

7)農薬などの食物汚染


その他にもアレルギー体質となる原因には様々ございますが、まずは生活環境から改善してみては

いかがでしょうか。


細胞の中のみずみずしさを保つにはどのようにしたら良いでしょうか。


みずみずしさ=若さ、に直結していますが、細胞の中にしっかりと水分を保ち続ける必要があります。


この保水性を高くするために大変有用な方法があります。


それはムチンという成分を含む食べ物を存分に摂取することです。


以下にあげるヌルヌルネバネバ食品を摂取することで細胞の保水性を上げることができます。


ヤマイモ、サトイモ、オクラ、モズク、わかめ、納豆、ナメコ、牡蠣、ナマコ、ドジョウ


また同じ水分でも冷たい水分よりも温かい水分の方が内臓を冷やさず活発に働かせることが

できるため、温かい水分は細胞の吸収にはオススメです。


脱水時には真水を飲んでも細胞内に浸透せず体液を薄めてしまうため、細胞内まで浸透する

ナトリウムやカリウムなどの電解質の入ったものがオススメです。