●品質に優れた、日本のナチュラル・ミネラルウォーター
日本のナチュラル・ミネラルウォーターは、
農林水産省のガイドラインによる品質表示分類と
食品衛生法で定められた水です。
日本の地形は、急峻な山地で形成されており、
雨や雪の大部分は、地表を駆け下り海に流れ込みます。
しかし、その一部が樹木の表面を濡らし、
地中深く染み込んでゆき、長い年月をかけて、砂や岩層を
幾重にも潜り抜け、粘土層や固い岩盤などの
不透水層にぶつかっては滞留し、その上を流れてゆきます。
地下水は、その間、幾層もの地層による
自然のフィルターで濾過され、同時に地層を移動中、
または滞留している間に、土壌中の多種微量の
ミネラル成分を溶かし込んでゆきます。
これらの地下水の大部分は、ミネラルや不純物を除去され
工業用水として大量に利用されてきました。
一方、飲み水として、これらの地下水を汲み上げたり
地表に湧出している地下水を容器に詰めたものが
ナチュラル・ミネラルウォーターです。
私たちの口を潤し、身体に取り入れることのできる
自然の水は、地下水の利用量のたった、0.16%。
天然のミネラルウォーターが「天の恵み、大地の恵み」と
呼ばれるのは、ここに由来します。
<日本のナチュラル・ミネラルウォーターの分類>
日本の地下水は、加熱しても水質変化がない軟水のため
農林水産省のガイドラインでは、
品質を変えない殺菌処理を施した、極めて衛生的な地下水を
ナチュラル・ミネラルウォーターと分類しています。
特定水源より採水された地下水のうち、
地下で滞留又は移動中に地層中の
無機塩類(ミネラル)が溶解した地下水を原水とし、
濾過、沈殿及び加熱殺菌したもの。
(それ以外の物理的・化学的処理を行ってはならない)
特定水源より採水された地下水を原水とし、
濾過、沈殿及び加熱殺菌したもの。
(それ以外の物理的・化学的処理を行ってはならない)
複数の水源から採水したナチュラル・ミネラルウォーターの
混合等が行われている原水に、濾過、沈殿及び加熱殺菌以外に
ミネラルの調整、ばっ気(オゾン殺菌)をしたもの
飲料可能な水。水道水でもよい。処理方法に制限なし。
*ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン
(H2.3.30農林水産省局長通達 食流第1071号)
http://www.minekyo.jp/gl.pdf
<食品衛生法による製造基準>
さらに、食品衛生法により、その原水の基準に適合した
製造設備で製造することが定められています。
*食品衛生法のミネラルウォーターの製造基準
http://www.minekyo.jp/370.pdf
<日本のナチュラル・ミネラルウォーターの利点>
コスモ・ナチュラル・ミネラルウォーターが
お届けするのは、日本の風土が育んだ軟水です。
軟水と硬水の違いは、世界保健機構(WHO)が定めた
飲料水水質ガイドラインが、一般的な尺度です。
●軟水 硬度60mg/L未満
●中程度の軟水 硬度60~120mg/L未満
●硬水 硬度120~180mg/L未満
●非常な硬水 硬度180mg/L以上
*ミネラルを含まない硬度0mg/Lの水は純水なので
工業用水に向いています。飲み水や料理には適さず、
まったく美味しくありません。
*地下水の圧倒的な汲み上げ量は、化学工業で、
3億5000万トン。ついでパルプ・紙加工関連で2億9000万トン。
飲み水に利用されているのは百十数万トンです。
硬度とは、水の中に溶けているミネラルの
カルシウムイオンとマグネシウムイオンの量です。
簡単な計算方法は
硬度=(Ca値mg/L×2.49)+(Mg値mg/L×4.11)
ナチュラル・ミネラルウォーターの美味しさは、
特定の成分が「多い、少ない」ではなくて、
多種微量のミネラル成分のバランスによって決まります。
**** そのままでも ****
一概には言えませんが、カルシウム、カリウム、
二酸化珪素、重炭酸、溶存酸素、二酸化炭素などは、
美味しさに寄与する成分として働きます。
マグネシウムは渋みに関係する成分ですが、
カルシウム等とある割合で共存すると、
逆に美味しさに働きます。
ミネラルの量は多すぎても、すくな過ぎてもいけません。
ミネラルを含まないものは「気の抜けた水」になります。
バランスにもよりますが、適量のものは、非常にまろやかで
多すぎると苦味・塩味・渋みなどが出てきます。
**** お茶やお料理にも ****
さらに、水は化学構造上、物の香りや味を引き出す力があります。
適度な軟水は、水の抽出する力と、ミネラルバランスによる
口あたりの良さが融合し、お茶類やお酒などの
香りを大切にするものに非常に適しています。
ご飯なども、穀類のよい香りを引き出すために軟水が抜群です。
和食のダシを取るときにも、軟水を使うと、
昆布やカツオのグルタミン酸やイノシン酸が抽出され
旨みのある、澄んだダシ汁に仕上がります。
肉料理のフォンをとる場合は、中程度の軟水を使うと
素材の蛋白質とカルシウムが結合して、硬蛋白質(アク)が抜け
臭みのない、素晴らしい味が出てきます。
<水は、国によって製造方法が異り、水質が全く違う>
ナチュラル・ミネラルウォーターは、同じような表示でも
各製造国により、水質が大きく違います。
コスモ・ナチュラル・ミネラルウォーター・システムで
適度な、ミネラルバランスに優れた、日本人の身体にあう、
天然ミネラルの軟水をお楽しみください。
安心で、新鮮な、天然ミネラルウォーターをお届けするために
「緑の募金」を通じて、水源を守る森林づくりと地球温暖化防止に貢献します。「緑の募金」は、(社)国土緑化推進機構の推進する国土緑化運動です。