「想念」と「創造」の世界であることを思い出して行く『春分の日』

『地球』は、壮大な創造と想念の世界です。

私たちは、この巨大な楕円形の渦の中の想念の中で、学び経験しようと、飛び込みます。

上から見ていると、それはジオラマのように感じます。
作り物めいた、おもちゃのような世界です。

しかし、一旦、中に入ると、すべてを忘れます。
この世界だけがすべてのように感じます。

想念の世界である、この中は、多くの人々の魂の想念で出来上がっていて、時にとても重く、粘り着くような感じがします。

『戦い』や『争い』、否定的なエネルギーで満ちています。
すべてを包み込んでしまう白い靄のようなものが、地球そのものや、人の心を覆い尽くしてしまうこともあります。

だからこそ、『美しい』ものは際立ち、この地球でしか感じられない貴重な景色や光景、体験や経験、感情や思いは他では得がたいものとなるのです。

私たちが見ている世界は、自分(たち)が作った世界、と言われている所以はここにあります。

この世界は、「創造」と「想念」です。

わかりやすく言えば、『私(たち)の心がこの世界を作っている』のです。

「想念」と「創造」を、イメージする、または、理解した時。
心が世界に大きな影響を与えていることを知るでしょう。

例えば空を流れる雲に、例えば天候に、知らず知らずに影響を与えている私たちがいると考えることは、想像に難くないと思います。

私たち自身が、いつも心地良く、楽しく、喜びに満ちて、笑顔でいることは、それだけで、太陽の光が隅々まで世界を明るく照らし、悲しみに満ちた人の手のひらに、ひとしずくの幸せをそっと落とすような、素敵なことなのです。

3月21日6時25分。
太陽が春分点(牡羊座0度)に還ります。

この春分図が表すテーマを、
『あなたのままでいましょう』
『あなたの心地良さを大切にしましょう』
『あなたの感性を大事にしましょう』
と読みました。

自分の心地良さは、そのまま世界に影響するのだと、春分図のホロスコープは教えてくれているのだと、感じました。

私たちのこの世界の当たり前は、“人の喜ぶことに自分の行動や気持ちを合わせていこう“とすることです。
それが、優しさです。

しかし、本当の優しさは、いかに自分の心を充実させ、心地良くさせるかなのです。

自分への優しさが、世界への優しさへとなり、誰かへの優しさとなります。
そして、また、自分へと還ってきます。

そのような意味で、春分の日は、今まで重ねてきた自分への愛情が、回り回って、還ってくる日でもあるのです。

この「想念」と「創造」の世界(地球)は、厳しい場所です。

しかし、美しく愛しい場所です。

その世界で、出会う数々の不思議があるでしょう。
しかし、その出会う人も、“はじめまして“ではありません。
元々つながっているのです。

上から見下ろして、人形を動かすように、この世界の中の自分たちの成長を観察しているような感じです。

あるタイミング、あるきっかけで、出会うように互いに決めているのです。

この厳しい場所で、いかに美しく、いかに輝かしく、成長できるか、協力し合うのです。

そして、また、その協力さえも、自分の中の「想念」と「創造」の一つと言えます。

私たちは、元々一つでありました。
また一つとも言えない存在でもありました。
存在とも言えないものでした。
エネルギーの強弱です。
音楽のように、強弱し、揺らいでいるのです。

そのようなエネルギー体に、『身(実)』を与えるということは、とても尊く素晴らしいことです。

『身』を持ち、互いに話し、触れ合い、感じ合うことが出来る経験が、どれほど素晴らしいことでしょうか。

ポジティブな出会いもネガティブな出会いも、本来は喜びに満ちた体験なのです。

『身(実)』を与えられて、数々の実感と体験が出来るこの人生の日々、どうか大切に過ごしてほしいと願います。

この3月は星の動きが激しい、大きな節目となる時間です。

その主たる分岐点の『春分の日』は、多くの人が、「想念」と「創造」の世界の中で、自分の喜びのために生きていくような、きっかけの時になるでしょう。

知らず知らずのうちに、大切なことを、思い出していきます。

自分の中にある『本来のエネルギー』のようなものに触れていきます。

さぁ、あなたはどのような『世界』を作っていくでしょうか。
それは、自分で決めていいのです。