車を運転しながら、涙が止まらなかった翌日。
娘さんに電話しました。

するとあれからお母様とまた口を聞いていないと
おっしゃっていました。
そこで次の日、娘さんのお仕事が終わってから
うちに来て頂くことにしました。

夕方、二人で色々ゆっくりお話しました。
「何であんな言い方するのか信じられない」と
泣いて話されました。
でも、私としては両方の気持ちがわかる気がしました。
もちろん、お母様がリビングに入るなりのあの言葉は
ショックだったかもしれないけど、お母様が発した言葉は
それでもやっぱり愛情の裏返し。
娘さんへの愛情があるから逆に一瞬怒りが芽生えてしまった。

昔の私だったらやっぱり娘さんと一緒になって
文句を言ってたかもしれませんが、自分が親となった今
怒るという感情はそこに愛があるからだと知りました。
母になったと言っても私もまだまだ子供と一緒に四苦八苦
している状態ですから、エラそうなことは言えませんけど(^^ゞ

すると娘さんが、「私が母に対して腹が立つのも親子だから
なのかな~」と。
母と娘ってとっても不思議な関係ですよね。

とにかく部屋の片付けは続行すること、今はまだお母様との
関係も薄い氷の上に立っているような状態。
無理して何かをしようとせず、ゆっくり時間をかけてみる

そんな事を二人で話したと思います。

そして、約束の土曜日。

お宅に伺ってみると、ご両親はまたお出かけされており
二人で作業を開始することに。
でも、その数日間の間に娘さんは一人で残りの部屋の
要・不要を分けていて後は収める作業だけになっていました。

娘さんは、私に対しても責任を感じていらした様で
とにかくその日で作業を終わるように段取りされていたんです。

「竹本さんと一緒にいるいらないを前回やってたので
同じように残りを一人でやってみたんです。どうですか?」
もう、それを見ただけで私は泣きそうになりました!
「大丈夫です!凄く良いですよ。今日もがんばりましょう!」
そう言って作業を開始しました。

作業は順調に進み15時くらいには大体の形が出来上がり
後は娘さんのお気に入りを部屋に飾るのにディスプレイのアドバイス
をさせて頂きました。
そして16時過ぎには処分品も全てまとめて作業終了。
和室やリビング、ダイニングテーブル、全ての部屋に散らばっていた
娘さんのモノはすっかり整理収納されとってもいい気が流れ出し
ました。そして娘さんの部屋も、足の踏み場もないくらいで
クローゼットからあふれた洋服もベッドの上にもいっぱいに
散らかっていた雑誌や本。
全てが整理され所定の場所に収納されて本当にスッキリ!!

娘さんは私に飛び付いて、やった~~~~\(^o^)/
後にも先にもお客様に飛び付いてハグされ泣かれたのは初めての経験。
本当にうれしかった。

そして、娘さんにもう少ししたら両親も帰ってくるので
出来れば一緒に待っていて欲しいとお願いされ
二人でお帰りを待つことにしました。

しばらくすると玄関の開く音がして私と娘さんは顔を見合わせました。
そしてリビングが開き先にお父様が。
お父様は娘さんに向かって何も言わずにニッコリ、グーッGOOD
それからお母様が入ってこられました。
お母様は「すごいね~~~~~凄い凄い」って!もう何度も!!

そして家中を見て回られ、「●●ちゃんの部屋も見ていい?」
と言われて部屋を開けると「昔の●●ちゃんの部屋よりもっと
よくなってる!」(>_<)・・・一瞬娘さんの顔を見てしまいました・・・
でも特に嫌がる感じもなく、ほっ。ありがとうございます(^^ゞ

そしてお父様が「今日は久しぶりに鍋でもするか!竹本さんもぜひ」
残念ながら、もうすぐチビ助が帰ってくる時間でまさかそんな展開に
なるなんて予想もしてなかったので何の準備もしてないしで
物凄く残念でしたが私はそれで帰る事にしました。
多分何年ぶりの家族揃ってのお鍋なんだろうと思って家族水入らず
そんな事もちょっと思いました。


それから一か月後、それまでもお母様、娘さんからもお電話を
頂いておりましたので、あれからずっとお部屋もキープされている事
まだまだ、ぎこちない親子関係だけど少しずつ会話も増えている事
など教えて下さっていたのですが、一応一か月後の点検までが
私のお志事ですから訪問させて頂きました。

家族でお出迎えして頂き、さらにお話を聞かせて頂きました。
前の週のお休みにお母様と娘さんでお買い物に行ってランチしてきた
そんなお話までして下さいました。
その時、驚いたのが、とっても優しそうだけど無口なお父様が
「ほんの少し前までは家に帰るのが実はユウツでね。情けないが
自分が何も出来なかった。だけどとにかく見守っていざという時には
自分が力ずくでもと思っていたんだ」  力ずくって??
私はこの時にまた自分の甘さを感じました。
この家は私が想像している以上に張りつめた状態でギリギリだったの
かもしれないと、お父様の言葉で感じてしまったのです。

そしてお父様が「やっぱり家は心を表すんだろうな~心が荒れれば
家もあれるし、家が片付きスッキリすりと心もスッキリとなる、
そういう事ですかね~」

あれから2年。
娘さんからは今でもたまにお電話を頂くのですが
このブログを書き出す数日前にお母様からお手紙を頂きました。

そこには、「片付をお願いしてから2年ほどが経ちますが
あれから我が家も様々な変化が起こりました・・・・・・・
・・・・・・・・今では娘も結婚し今度、孫を抱く日も
そう遠くないようです。・・・・・・・・・・・・・・・・
あの時、思い切ってお願いしてよかった。竹本さんにお願いして
一旦は失礼にも私はお断りしようとしてしまいました。
あの時竹本さんに、娘さんの事は忘れて自分の事をと言われた時
から、ずっと自分のそれまでを振り返っていたように思います。
・・・・・・・・・・・今の幸せは竹本さんが運んでくれたんだと
思っています・・・・・・・・・・・」

とんでもない事です。私の浅はかな考えでお母様、娘さん両方の
心を乱してしまい、しかもプロと言いながら全く今考えれば
自分が奢っていたんだとハッキリわかります。
そして、私自身がこの志事を続けていられるのはこのご家族のお陰
だと思っています。

そして、このお話を書こうと思ったのはもちろんお母様のお手紙の
お陰でもありますが、私自身やっとあの時の事を冷静に振り返る
事が出来るかもな~と思ったから。

振り返るとちょっといい話に聞こえてしまうかもしれませんが
実際はもっと重たい本当に逃げ出してしまいたいくらいの現場でした。
でも、だからこそ今はお母様のお手紙も本当にうれしくて
一行目から泣いてしまいました。

そして、ご縁の不思議を感じずにはいられないそんなお話でした。

このブログを書きながら改めてまた自分の志事、やりたい事などが
明確になってきたように思います。

書き始めはこんなに長くなると思ってもいませんでしたが
今回は続きはどうなるんですか?など沢山の反響を頂きました。
本当に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは今日も読んでくれてありがとう四つ葉四つ葉