考えてる間にも彼女は深夜バスで私が住んでる県に向かっていた。
楽しみ半分、緊張と困惑半分、という状態に陥った。
そして、夕方
彼女が降りるバス停まで私は迎えに行った。

本当にドキドキだった。
写真でしか見たことがなかった彼女を
初めて同性を好きになって初めての出来事
色々不安はあった。

それらしいバスが停車し、ドアを見ていると
とても小柄な可愛い女の子が降りてきた。

緊張や困惑なんかすっ飛んでしまうくらい
(大好きだ。本当に彼女が会いに来てくれた)
すぐに嬉しさが込み上げた。

『「初めまして」』
お互いが畏まって目が合って笑いあった。
凄く新鮮で愛しい時間だったと思う。