東洋医学的不妊治療　④　痰湿

大阪市の女性専門ナチュラル鍼灸院の森川です。

東洋医学的不妊治療　③　お血　　の続きです。

不妊については東洋医学の古典の中にもたくさん出てきます。

原因については

・腎虚

・肝鬱

・お血

・痰湿

・気血両虚

・水毒

などがあげられます。

【痰湿】

体の中の津液（水）の流れが悪く湿となり身体に停滞している状態です。

不妊においては子宮などに滞ったり、任脈衝脈で気血のめぐりが悪くなり

妊娠しづくらくなります。

特徴としては

肥満傾向で筋肉に力がなく疲れやすい、汗をかきやすく、色白、おりものが多いなどです。

また鼻がつまりやすかったり小さなぶつぶつが（肌荒れ）できやすかったりします。

古典『丹渓心法』には　

肥満で暴飲暴食の人は月経不順で妊娠しづらく、肥満のために子宮が閉塞されてしまっているので痰湿を取り除かなければならない

との記述もあります。

不妊外来でも肥満傾向の方は　痩せるようにと指導されるようですね。

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