皮漉き機は見た目は一緒でも
海外製品と日本製は違う。
違う点は本体の強度と精密度が違うのですが、
なぜそこが重要なのか、
それは、皮漉き機は丸刃が回転しながら
ビヤ樽が革を送り漉いてゆく構造だからです。
シャフトは写っていませんがメインのシャフトに丸刃
サブのシャフトにビヤ樽
この二つの回転物が高速で回転するので
本体の強度と精度が求められるのです。
本体は鋳造で出来た鉄の塊ですが、
安物は肉が薄くて動かすと振動で
全体が震えて歪むのです。
もちろん刃がついているので
革を漉く事は出来ますが
仕上がりに大きな違いが出てくるし、
極薄には漉けない事があります。
実はニッピと西山にも微妙な差があります。
僕も最初はニッピを使っていましたが
職人さんが使っていた西山を使わせてもらったら
安定感が少し違いました。
西山の方がやはり安心感があったので、
結局、買い替えてザンビさんでフルオーバーホール。
現在に至っています。
つづく