ネット販売を始めよう(仮) その49 帆布生地あれこれ | CRUST DESIGN ROOM

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天然素材を使って、ガーメント、バッグ、サイフ等を作っています。休日はロードバイクでサイクリングを楽しんでいます。

以前ブログに紹介した近所の生地問屋さん。 この生地問屋さんに頂いたサンプルの生地、

 

感触が良かったので、企画に取り入れる事にしました。

 

その旨を伝えたら、早速サンプルアップ用に

 

生地を3種類持って来てくれました。

 

 

 

・通常の11号帆布

 

・歌舞伎座の幕に使われている特殊11号帆布

 

 

・バックの裏地などに使われている綾織の生地

 

撮影の技量不足で同じに見えますが、

 

同じような織り糸を使っていながら全く違う風合いです。

 

織り糸同じ番手の糸らしいです。

 

 

 

・通常の11号帆布・・・通常と表記していますが、

 

安い帆布と違って打ち込みがしかっりしています。

 

国内生産なので肉厚で適度な厚みがあり、自然な柔らさ。

 

流通量も多いのでどこでも入手可能。

 

 

・特殊11号帆布・・・通常版とは全くの別物で、ハリが有り

 

織目がびっしりと詰まっています。その所為か薄い生地に感じます。

 

織り幅も通常の92cmに対し96cm上がり。

 

端の耳の部分も1.5cmと広くなっていてます。

 

この生地を織る機械が国内には数台しかなく

 

作動時間も数倍掛かるのでその分値段も高価です。

 

幕に使われるので遮光性があり

 

通常版

 

特殊帆布

 

織目のち密さが全く違いますね。

 

ここのオリジナル商品だそうです。

 

 

・綾織の生地・・・通常版の帆布に使われている織り糸を

 

綾織で仕上げた生地。

 

通常の帆布に比べてしなやかで温かみがあります。

 

綾の地の目が見えるので高級感があるかな。

 

 

 

生地の基本中の基本ですが、生地の織り方には

 

平織と綾織が有ります。(それ以外の織り方も多数ありますが割愛)

 

 

平織が良くわかるのが包帯やガーゼで

 

縦糸と横糸が一対一に交差して織ってあります。

 

 

綾織は縦糸を数本まとめて横糸が交差します。

 

スーツの生地には綾織が多いですね。

 

特性の違いとして平織より綾織りの方が丈夫で

 

柔らかも有ると言われて、値段も高いですが・・・

 

一概には決められません。

 

洋服の裏地には圧倒的に綾織の方が良いですが、

 

それ以外の生地は用途に応じて使われます。

 

 

せっかくなので3種類の生地を使って

 

サンプルを作ってみます。