〜羊毛から作る制作工程 ・公開〜 - provato プロヴァト- | natural design ukaのブログ

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provato 〜プロヴァト〜

 
ukAでも2013年よりご紹介している手編み帽子ブランド クローバープロヴァトクローバー
 

 

羊毛の持つ魅力を最大限に活かし 

個性的で可愛いオンリーワンをつくる作家さんですセキセイインコ黄

1本1本の毛糸を大切に大切に編むことから生まれる彼女の世界をのぞいてみましょう目

 

 

現在プロヴァトは八ヶ岳の麓で自然のエネルギーを受けながら作業しています。

 

 

 

 

近くの牧場で羊毛を仕入れたり、季節の植物を採取して草木染めをしたり、

藍を育て染めたり。

 

 

 

 

 

【素材について】

素材については、基本的にウールです。

手紡ぎしたものは北海道、長野、岡山の国産です。

ただ、制作中はその時の感覚で色を変えたり、強度をつけたり太さを統一させるために混ぜていくので、市販の毛糸も入っています。

市販のものもウール100%を選ぶようにしていますが、遊び糸で面白いと思ったものは取り入れています。

(リボン状のものやファー状のものは、見た目に明らかだと思いますが、アクリルなど化繊混紡になります)

 

大人向けのものは、自然素材にこだわりつつ、面白みもプラスしながら作っています。

アレルギーなどでオーダーいただく場合や、ベビーサイズの帽子はオーガニックコットン100%で作っています。

 

キッズ オーガニックコットン帽子

 

キッズ ウール帽子

 

 

 

 

なんとも綺麗な色に染まった素材たち。

まるでふわふわのかき氷のよう。

 

 

手紬をおこなって毛糸にしていきます。

 

 

年々染のレパートリーを増やしています。

 

【藍、茜、ふき、キハダ、蘇芳、コチニール、紅茶ETC...】

 

 

使用しているてつむぎ糸や草木染の糸の量も増えてきています。

※それ以外の毛糸も使用しています○

 

 

 理想の形に近づけるため、染め具合、色の配色、手つむぎにて太さに強弱をつけたり、

凸凹をつけたり。

 

こだわりを追求し続けてできた帽子たち。

 

最初は市販の毛糸も多かったのですが、

染め、手つむぎ。果てしない時間をかけて理想の形を現実化させてきた作品が年々増えてきています。

 

 

そして今回は

《手紡ぎ糸についての手順をお伝えさせてください。》

毎年5月頃、羊の毛刈りが行われます。

羊の種類は様々です。

性別、年齢でも繊維の質は変わります。

肌に当たるものを作っているため、なるべく柔らかい品種、状態を選んでいます。

 

1…刈り取られた原毛を一頭分ずつ専用の洗剤を使い、適した温度で一晩漬け置きます。

(羊毛は急な水温変化により、フェルト化してしまうので、とても気を使う作業です)

 

 

2…泥や糞尿が溶け出した汚水を捨て、2~3度濯ぎ、天日で乾かします。

(大量に水がいるので、温泉スタンドでタンクに汲んできたお湯に水を足して、適温にして使っています。)

 

 

 

3…染色、天日で乾かします。

(藍、蕗、キハダetc..季節ごと育てたり、山で収穫できる植物を使う場合や、インド茜、スオウ、コチニールetc..資材屋さんから仕入れた染料など様々です)

 

4…カーダーという道具で、繊維に入り込んでいる藁やゴミを取り除きます。

染色した色同士を何色も混ぜ合わせます。

 

 

5…足踏みの糸車で一本の糸に紡ぎます。

 

 

 

このような感じで、全て一人で材料ができるまでに手間暇かけています。

 

 

 

手編み作品というだけでなく、それまでの工程を今回ご理解いただけたらと、

公開させていただきました。

 

素材から染色〜作品が出来るまでの過程にはどんな背景があるのか?

ますます気になるブランドさんですねアップ

その続きはまた次回のブログにて合格

 

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